アイランドキッチンのコンセントどうする?

最近、当社でもアイランドキッチンを採用することが多くなってきました。理由としては、キッチンとダイニングテーブルが一直線の間取りの流行があります。回遊導線になり、見た目もカッコいいアイランドキッチンですが、使い勝手でひとつ問題があります。

 キッチンのコンセントどうする問題です。カップボード側には当然、必要なコンセントを設置するのですが、キッチン側でもミキサーやiPadの充電等でコンセントを使いたい場面が沢山あります。メーカーオプションに手元コンセントがあれば良いのですが、ないメーカーも多いのが現状です。

 アイランドキッチンで手元コンセントをオプション採用しているメーカーは国内だと3社になります。LIXILとPanasonicとクリナップになります。こちらのメーカーでアイランドキッチンを採用する場合は是非、忘れずに手元コンセントのオプションを付けて頂いた方が良いと思います。

追記2023年10月7日*タカラスタンダードでも手元コンセントのオプションがあるのを確認しました。

 当社のモデルハウスでは、キッチンはWoodoneを採用しています。しかし、Woodoneでは、オプションに手元コンセントがありません。この場合、当社ではサイドパネルに開口を開けてもらい、電気屋さんにコンセントを付けてもらうようにしてもらいます。

 

 アイランドキッチンのサイド上部に横型コンセントを取り付けた事例

 作業スペースから少し距離がありますが、カップボード側のコンセントを使うよりも、良いと思います。またこれがあると、横並びでダイニングキッチンを配置したときにホットプレートを使うときにも便利になります。

 注文住宅の打合せは、間取りからインテリアまで全てを決めていく作業になります。決めることも膨大なため、じっくり考えられなかったという事も多いと思います。特にコンセントの配置は、後悔しやすいポイントになります。

 最初に、計画をしておけば数千円で取り付けできるコンセントですが、後付けしようと思うと数万円~、場所によっては後付けが難しい箇所も出てきます。後悔しないポイントとしては、どこになんの家電製品を置く、携帯の充電、掃除機のコンセント等、家電から考えるのがポイントになります。

 また、机の上で使いたい場合は高さを指定するのも大事です。家が出来上がってから、家具家電どれを置こうと考える場合が多いと思いますが、最初からどの家電、家具を置こうか考えると成功しやすいです。

壁掛けテレビも最近よく採用しますが、実は壁掛けテレビと金物は適合、不適合があります。テレビによって壁掛け用の穴の配置も違っているので、できればテレビを何にするかを決めてから高さを計画すると良いと思います。

まとめ

アイランドキッチンを採用する場合は手元コンセントオプションを忘れずに、ない場合は工務店に後付けできる場所がないか確認する。

後悔しないコンセントの計画をするためには、使う家具、家電から配置計画を考える。

壁掛けテレビは適合や位置等、失敗しやすいのでテレビを先に決めておくとよい。

2023年10月6日

株式会社小栗材木店

常務取締役 小栗 良太