日立のドラム式臭い問題ついに解決か!?

 本日、打合せをしている際にお客さまより質問がありました。

『以前のブログで、日立式の洗濯機は高気密住宅では臭いという記事を読みました。現在、日立式の洗濯機を使っているのですが、新居に持ってこない方が良いでしょうか?』

 お使いの洗濯機はドラム式ではなく縦型のビートウォッシュという洗濯乾燥機でした。洗濯乾燥機といえばドラム式というイメージしかなかったのですが、縦型のものも発売しているのですね。

 臭い問題があるのはドラム式のビックドラムという商品でしたので、今回のビートウォッシュはOKでした。その後、日立製の洗濯機についてもう一度、調べてみました。そこである検索ワードが出てきました。

 『日立 ヒートリサイクル式 廃止』

実は、このヒートリサイクル式という乾燥方式が臭いの原因でした。乾燥時に温風の一部を排水口から捨てている方式で、これが原因で排水口の封水が切れて臭いが部屋に充満していたのです。

 日立のホームページで確認しましたが、2021年8月でこの方式のものは生産しなくなったようです。2021年9月以降のものは、別方式低温ヒート式に変更されています。公式サイトになぜ変更したのか記載はありませんでした。

 

 検索ワードで日立ドラム式と入れると『日立ドラム式 臭い』がトップ検索ワードで出てきました。やはり、この臭いのクレームとネガティブイメージが強くなってきたため方式を変更したのではないかと思います。

 2021年9月以降発売のものは、臭いの原因がなくなっています。今まで、お客様に日立式のドラム式洗濯乾燥機はやめてくださいという注意喚起をしてきました。新製品に関しては問題なく使って頂けそうです。

 ちなみに、他社製のドラム式乾燥機ではヒートポンプ式が主流となっています。ヒートポンプ式はエアコンやエコキュートでも使われている技術で、空気の熱を利用した方式になります。基本的にヒートポンプ式の方が省エネになります。

 現状では、ヒートポンプ式を採用した洗濯乾燥機の方が省エネには有利に働くのでおすすめです。

2023年10月7日

株式会社小栗材木店

常務取締役 小栗 良太