本日から、松尾設計室 松尾和也先生によるエコハウスセミナーの第11期がスタートしました。本当は、東京まで会場で受講したかったのですが、今回はオンラインでの受講となりました。
第1回目は省エネ住宅を建てる上で基礎となる物理の基礎からスタートします。断熱材の定義から、熱伝導率と熱貫流率の違い、一次エネルギー、二次エネルギーとは何かなど、省エネ住宅を設計する上で絶対知っておくべき基礎知識を4時間かけて学習します。
3度目の受講なので、基本的には復習ではありますが、その都度最新情報を教えて頂けるので、それを目当てに複数回受講する工務店経営者が多い印象でした。今回は、小屋裏エアコンver3が発表されたということで、多くの再受講の方がいらっしゃっていました。
今回の新規情報としては、蓄電池に関しての最新のシミュレーションが面白かったです。以前の講義では、蓄電池に関しては採算が取れないから災害対策として導入するのであれば、良いというお話でした。
最近は、蓄電池のコストが大幅に下がってきていて、格安な蓄電池に関して20年で元が取れるようになったようです。松尾設計室でも、標準で蓄電池を採用する方針に変更するそうです。
新建ハウジングの最新の松尾先生のコラムで、蓄電池シミュレーションの記事が出ていたので早速拝見しました。10kwhの蓄電池で100%。80%、60%蓄電できた場合×電気代の上昇率をパターンでシミュレーションされていました。
結果、劣化等を見込んで60%で見たとしても、電気代が4%の上昇率であった場合は元が取れていました。直近数年の電気代の上昇率が4%を超えているので、現実的な数字だと思います。
当社でも、蓄電池については、各種見積もりを取って、元が取れるご提案ができるようにしていきたいと思います。
2024年7月16日(火)