ZEH超えるGX志向型住宅に160万円の補助金検討

 2024年度の子育てエコホーム支援事業では、長期優良住宅に100万円、ZEH水準の住宅に80万円の補助金をつけて、国が優れた住宅の普及の後押しを行ってきました。

 2024年度までの補助金では、断熱性能よりも長期優良住宅に重点を置いてきました。現在は、長期優良住宅の断熱性能は等級5ということで、ZEH水準と同じですが、以前は等級4で長期優良住宅の認定が取得できました。

 基本的に、補助額は長期優良住宅>ZEHという形だったので改定前は、長期優良住宅の断熱等級4>ZEHで断熱等級5となり、断熱性が低い住宅のほうが補助額が多いという場合も多くありました。

 2030年より断熱等級5の義務化が決まっているため、等級5に対して補助金を出すという流れはなくなる方向になっていくのではないかと考えています。

 実際に日経新聞の記事では、2025年以下のようになるという記事が出ておりました。

GX志向型住宅 160万円

長期優良住宅 80万円(2024年度 100万円から20万減額)

ZEH水準住宅 40万円(2024年度 80万円から40万減額)

2024年11月28日日本経済新聞 電子版の記事より

 GX志向型住宅が、「超省エネ住宅区分」となっているため、等級6ぎりぎりUa値0.46ではなく、G2のUa値あたりが基準となってくるのではと予想されます。

 エコキュート、太陽光パネル、蓄電池等も必須となるようなので、 詳細を待ちたいと思います。蓄電池についても、単価が下がってきたことで元が取れるようになってきました。蓄電池以外はほぼ、当社の標準仕様でいける内容になっているので、詳細を待ちたいと思います。

2024年11月29日

株式会社小栗材木店

専務取締役 小栗良太