こんにちは。岐阜県恵那市岩村町の小栗材木店です。
前回のブログはは2022年10月1日より23年ぶりに断熱性能基準が改正され、断熱等性能等級5.6.7が新設されました。という話題でした。→これ★
今回のブログテーマはそもそも
断熱等性能等級4
断熱等性能等級5
断熱等性能等級6
断熱等性能等級7
という断熱等級は、実際どのように違うのか???っという話です。
断熱等級4(1999年制定)
⇒省エネ基準 2025年に適合義務化予定
20年以上前の1999年制定
アルミサッシ+ペアガラスで達成可能な低レベル
間欠暖房だと室温8℃まで低下
実際、全館24時間空調にすると電気代爆発レベル級に請求が;
断熱等級5(HEAT20 G1レベル、2022/4から施行)
⇒現在の「ZEHレベル」遅くとも2030年までに適合義務化予定
全館24時間空調をしたら電気代が断熱等級4+間欠空調により増エネに。
健康快適と省エネの両立には不十分。
断熱等級6(HEAT20 G2レベル、2022/10から性能表示に追加)
⇒これから基準となるべき、レベル
断熱等級4+間欠空調と同じ電気代で24時間空調ができる。
健康快適と省エネが両立できる水準
断熱等級7(HEAT20 G3レベル、2022/10から性能表示に追加)
⇒世界にも恥ずかしくない最上位レベル
暖房を限りなく減らすことができる
とはいっても、断熱とか気密とかいうけど 本当に言うほど各等級に 差があるのか???
各断熱等級の違いを赤外線カメラで 表面の温度分布からチェック!
とても分かりやすい研究結果があるのでご紹介します。
断熱等級4,5,6,7の家で実際に立つと、どのように温度を感じるか赤外線カメラで 表面の温度分布をみた調査です。
※東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 准教授 前真之氏による調査
以上の調査から、見ての通り
断熱等級4の状態では間欠空調が不可欠
断熱等級5の状態では「顔は暖かいけど足元が冷えるので寒い」状況となっており、
断熱等級6,7レベルになると足元から全体的に心地よく暖かいことが分かります。
しかし、ただやみくもにお金をかけて断熱断熱とするだけでは、コスパはよろしくありません。
では私たち小栗材木店では
高断熱×高気密でお互いの力を発揮させ、さらにパッシブ設計と冷暖房計画(夏場は小屋裏エアコン・冬場は床下エアコン)の要素を掛け合わせることでより快適性を実現しています。
小栗材木店では全棟気密測定を実施し、現状実測値で平均C値0.3㎠/㎡以下が出ています。
高断熱・高気密化を行えば正直、工事費は上がりますが、住み始めてからの冷暖房費はエアコン1台分で家中賄えるので下がります。
小栗材木店では、30年先を見据えた家づくりをおこなっています。
30年以上住むのであれば断熱性能はHEAT20-G2レベル以上(断熱等級6以上)が最もコスパが良いと考え、
家作りを行っています。
私たちはこんな家作りをしています
◇ヒート20G2グレード Ua値0.34以下標準
◇松尾設計室の松尾和也先生の指導のもと小屋裏エアコン、床下エアコンによる一年中快適な家づくり
◇耐震等級3を標準仕様、認定を取得
◇制震ダンパーMIRAIEを標準仕様として導入
コチラの動画で分かり易く説明してます♪
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