コストパフォーマンスの高いエアコンの選び方

こんにちは!7月に入り、ジメジメしたり暑いー!と思う日も増え、エアコンを稼働する日も出てくると思います。

今までは家にはほぼ寝に帰るだけという方も多かったかもしれませんが、近ごろはおうちで過ごすことが多くなった方も多く、エアコンの稼働時間も増えた方、多いと思います。

今回はコストパフォーマンスの高いエアコンの選び方をご紹介したいと思います♪

エアコン、品番の秘密

エアコンの畳数表示はメーカーやシリーズで異なります。

しかし大きく分けると6,8,10,12,14,18,20,23,26畳用の9ランクに分類されることが多いです。

どのメーカーの機器にも品番があり、『40』や『56』といった数字が組み込まれています。

この数字は冷房の定格能力の10倍となっており、例えばABC-DEF4021Sといった品番の機器があるとしたら冷房定格能力は4.0kWとなります。

例えば・・・

品番:ABC-DEF4021S

冷房定格能力(Kw):4.0(0.8~4.3)

この定格能力という概念は曖昧で、上記の例から分かりやすく例えると

『最大時速430キロで走りますが、時速400キロで走ります!』というようなもので、何を指すのかよくわかりません。

エアコンのカタログを見比べると、定格能力が最大能力に比べて低い機種もあれば、最大能力と変わらない機種もあります。

定格能力は機器を9ランクに分ける為のもので、実際の能力とは相関がないと考えるのが妥当です。

実質的なエアコンのランクはいくつある?

暖房最大能力で9つの機種を比べると、6畳用と8畳用、10畳用と12畳用は同じであり、14畳以上はわずかに違うだけでほぼ同じ値です。

これはメーカー、シリーズ問わず同様の傾向があります。

エアコンの能力は実質的には3ランクしか存在しないとも言えます。↓

参考文献 松尾和也. "METHOD 58".エコハウス超入門.新建新聞社, 2020, 160-161

なお、14畳が2種類あるのは100V電源と200V電源の機器がある為です。

一方、冷房能力は段階上になってはいますが、エアコンは原理的に暖房と冷房能力が比例関係になるので、商品として区別するために、プログラムで最大冷房能力をカットしていると思われます。

まとめ

上記のように、エアコンは実質的に3ランクでありながら、価格は9ランクに分かれています

つまり、3ランクの各ランクで最も安価な6畳用、10畳用、14畳用(200V)の機種がお買い得ということが言えます!!

さらに、適切なエアコン選びと併せて大切なのが、建物そのものの熱環境

冷暖房をつけなくても太陽の熱や光、風などの自然エネルギーを活用することで、快適に過ごすことができる「パッシブデザイン」を私ども小栗材木店は取り入れています。

小栗材木店では一級建築士とこれまでの経験と実績から、うわべだけのデザイン住宅ではない、「本当に快適な住まい」を提供しています。

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時にはエアコンをうまく使いながら1年中快適に過ごせるお家作りもお任せください♪