限られた敷地でも、明るく開放的な家はつくれます
「土地が狭いから、室内が暗くなりそう…」
「住宅が密集している場所でも、開放感のある家は建てられる?」
注文住宅を検討されている方から、このようなご相談をいただくことは少なくありません。
今回は、岐阜県恵那市の約35坪という限られた敷地に建てた注文住宅をご紹介します。
周囲を住宅に囲まれた条件の中でも、吹き抜けや窓の配置、回遊動線などを工夫することで、想像以上に明るく快適な住まいが完成しました。
この記事では、ルームツアー形式で間取りや設計の工夫をご紹介します。
35坪の敷地でも明るい住まいを実現した設計の考え方
りょうた:
今回は恵那市で完成した二階建て住宅をご紹介します。
敷地は約35坪で、住宅が密集した街中という条件でした。
こうした土地では、どうしても室内が暗くなりやすいため、光の取り入れ方や設計にはたくさんの工夫をしています。
今日は、そのポイントも含めてご紹介していきます。
玄関は収納力と回遊動線を両立
りょうた:
駐車スペースは1台分ですが、ご実家が近いこともあり、この計画になりました。
玄関には大きな壁面収納を設けています。
おぐみゆ:
下駄箱がなくても十分な収納ですね。
りょうた:
収納量を確保しながら、玄関をすっきり見せられるのが壁面収納のメリットです。
また、この家は玄関からリビングへ進む動線だけでなく、洗面室へ回れる回遊動線にもなっています。
毎日の生活がスムーズになるよう計画しています。
ポイント
回遊動線は、家の中をぐるりと回れる間取りのことです。
朝の身支度や帰宅後の動きがスムーズになり、家事効率も高まります。
吹き抜けがあるリビングで狭さを感じさせない空間に
りょうた:
LDKは約17帖です。
数字だけを見ると特別広いわけではありませんが、大きな吹き抜けから光が入ることで、とても開放的に感じられます。
おぐみゆ:
本当に明るいですね。
りょうた:
道路側からの視線はしっかり遮りながら、高い位置に窓を設けることで光だけを取り入れています。
プライバシーを守りながら、明るさもしっかり確保できる設計です。
ポイント
窓は「大きければ明るい」というわけではありません。
周囲の環境に合わせて高さや向きを工夫することで、視線を避けながら効率よく自然光を取り込めます。
これもパッシブ設計の大切な考え方の一つです。
造作家具で収納もたっぷり
りょうた:
テレビボードは造作家具です。
収納をたっぷり確保しながら、お部屋全体に統一感が出るようにしています。
さらに小上がりの畳スペースには引き出し収納も設けています。
おぐみゆ:
収納がたくさんありますね。
人気の小上がり畳スペース
りょうた:
畳は大建工業の「灰桜」を採用しています。
落ち着いた色合いで、幅広い年代に人気があります。
高さは椅子と同じくらいなので、腰掛けとしても使いやすいですよ。
おぐみゆ:
友達が来ても、自然と座る場所が増えますね。
りょうた:
ソファだけに頼らなくても、家族それぞれが思い思いの場所で過ごせます。
ポイント
小上がりは収納・腰掛け・お子さまの遊び場など、多目的に使える人気の間取りです。
空間にメリハリが生まれ、LDKをより使いやすくしてくれます。
収納力と使いやすさを両立したキッチン
りょうた:
今回は腰壁付きの対面キッチンです。
手元を隠しながら、収納もしっかり確保しています。
おぐみゆ:
収納が本当に多いですね。
リンナイ製フロントオープン食洗機を採用
りょうた:
今回採用したのはリンナイのフロントオープン食洗機です。
ミーレほどの容量ではありませんが、食器の出し入れがしやすく、日本製という安心感もあります。
おぐみゆ:
毎食しっかり食洗機を使うご家庭なら十分そうですね。
りょうた:
そうですね。
家族構成や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
ポイント
食洗機選びは「容量」だけではなく、使い方や家族人数との相性も重要です。
毎日の暮らしをイメージしながら選ぶことで、満足度の高い設備になります。
パントリーからランドリールームまで一直線の家事動線
りょうた:
キッチンの奥にはパントリーがあります。
冷凍庫を置くスペースも最初から計画していて、コンセントも設置しています。
さらに床下エアコンもこのスペースに設置しています。
おぐみゆ:
二階建てでも床下エアコン1台で大丈夫なんですね。
りょうた:
吹き抜けがあるので、空気がしっかり循環します。
一年を通して快適に過ごせるよう設計しています。
ランドリールームは「洗う・干す・しまう」がスムーズ
りょうた:
ランドリールームは約3帖です。
乾太くんを設置し、その隣にはアイロン掛けができるカウンターもあります。
乾燥した衣類をすぐ畳んだり、翌日の準備をしたりできる動線です。
おぐみゆ:
家事がすごくラクになりそうですね。
ポイント
ランドリールームは広さだけでなく、「洗濯する→乾かす→畳む→収納する」までの動線を考えることが大切です。
毎日の家事時間を短縮できるため、共働き世帯にも人気の間取りです。
浴室・洗面も回遊動線で毎日の暮らしを快適に
りょうた:
ランドリールームの隣には浴室があります。
今回はTOTOのユニットバスを採用しました。
おぐみゆ:
ほっからり床ですね。柔らかくて冷たく感じにくいのがいいですね。
りょうた:
そうですね。
そして、この家は浴室からそのまま玄関へ戻れる回遊動線になっています。
帰宅してすぐ手洗いや着替えができるので、生活動線もスムーズです。
手洗いスペースも使いやすさにこだわる
りょうた:
洗面台もTOTO製で、上から水が出るタイプを採用しています。
照明はセンサー式なので、手がふさがっていても自動で点灯します。
収納やコンセントも使いやすい位置に配置しています。
おぐみゆ:
細かいところまで考えられていますね。
りょうた:
毎日使う場所だからこそ、小さな使いやすさの積み重ねが大切だと思っています。
ポイント
毎日何度も使う洗面スペースは、デザインだけでなく収納やコンセント、照明の位置まで考えておくことで、暮らしやすさが大きく変わります。
ドアの開き方まで安全性を考えた設計
りょうた:
トイレには中折れドアを採用しています。
普通の開き戸だと、人とぶつかってしまうことがありますが、中折れドアならその心配が少なくなります。
おぐみゆ:
狭いスペースだからこそ、こういう工夫はうれしいですね。
将来の暮らしまで考えた2階の間取り
りょうた:
2階はホールを広めに設計しています。
今は多目的スペースとして使えますし、将来的には壁を設けて一部屋増やせるように計画しています。
おぐみゆ:
今も広く使えて、将来も対応できるんですね。
りょうた:
お子さまの成長に合わせて住まいも変化できるようにしています。
ポイント
ライフスタイルは年月とともに変わります。
将来の間取り変更まで見据えて設計することで、長く快適に暮らせる住まいになります。
家族みんなで使える大型収納
りょうた:
2階ホールには大きな収納を設けています。
ファミリークローゼットとして使ったり、季節物を収納したりと、多目的に使えます。
棚の奥行きも場所によって変えていて、大きな荷物も収納しやすくしています。
おぐみゆ:
収納する物に合わせて奥行きが違うんですね。
りょうた:
実際の暮らしをイメージしながら設計しています。
子ども部屋も安全性と収納力を両立
りょうた:
子ども部屋も収納をしっかり確保しています。
こちらも開閉時の安全性を考えて中折れドアを採用しています。
おぐみゆ:
収納も多くて、お部屋もすっきり使えそうですね。
小屋裏収納で住まい全体の収納力をアップ
りょうた:
階段を上がると、小屋裏収納があります。
見た目は3階のようですが、小屋裏スペースを有効活用しています。
おぐみゆ:
思った以上に広いですね。
りょうた:
普段使わない季節用品や雛人形、段ボールなどを収納する場所として活躍します。
湿気も少なく、保管場所としても使いやすいですよ。
小屋裏エアコンで家全体を快適に
りょうた:
このスペースには小屋裏エアコンも設置しています。
各部屋へ空気を送り、一年を通して家全体の温度差を少なくしています。
収納スペースとして活用しながら、空調設備も効率よく配置しています。
ポイント
小屋裏は収納だけでなく、空調設備を設置する場所としても活用できます。
スペースを有効利用することで、住まい全体の快適性も高められます。
狭小地でも明るく快適な注文住宅は実現できます
おぐみゆ:
周囲に家が建っているとは思えないくらい、明るくて開放感がありました。
りょうた:
土地が限られていても、窓の配置や吹き抜け、間取りを工夫することで、ここまで明るい住まいをつくることができます。
最近は条件の厳しい土地で家づくりをされる方も増えていますが、土地に合わせて設計すれば、快適な住まいは十分実現できます。
暖房に頼る時期も短くなり、自然の光や暖かさを活かせる住まいになります。
家づくりで「狭い土地だから…」とあきらめる前に、ぜひ一度ご相談いただければと思います。
土地の条件を活かした家づくりは設計力で変わります
今回ご紹介した住まいは、約35坪という限られた敷地でありながら、吹き抜けや窓配置、回遊動線、収納計画など、さまざまな工夫によって明るく快適な住まいを実現しました。
注文住宅では、土地の広さだけではなく、「その土地をどう活かすか」が住み心地を大きく左右します。
小栗材木店では、高気密・高断熱住宅はもちろん、自然素材やパッシブ設計を取り入れながら、一つひとつの土地に合わせた住まいをご提案しています。
恵那市や東濃エリアで注文住宅をご検討中の方は、ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
家づくりのご相談は小栗材木店へ
「狭い土地でも明るい家を建てたい」
「収納や家事動線にもこだわりたい」
「土地探しから相談したい」
そんな方は、お気軽に小栗材木店までご相談ください。
モデルハウス見学会や完成見学会も随時開催しています。
また、今回ご紹介した住まいはYouTubeでもルームツアーをご覧いただけます。
実際の空間の広がりや明るさを、ぜひ動画でも体感してみてください。


