22坪の平屋でも広々暮らせる?コンパクトハウスの工夫をルームツアーでご紹介
家づくりを考えると、「平屋がいいけれど、広さはどれくらい必要?」「22坪では狭く感じない?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、岐阜県中津川市に完成した22坪のコンパクトな平屋です。
夫婦2人暮らしを想定した住まいですが、限られた面積の中でも、広く暮らせる間取りや収納計画、小屋裏収納、床下エアコンなど、小栗材木店ならではの工夫が詰まっています。
「コンパクトな家でも快適に暮らしたい」「将来まで暮らしやすい平屋を建てたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、実際の建物の雰囲気はYouTubeでもご覧いただけます。この記事では、動画の内容をもとに、見どころをわかりやすくご紹介します。
岐阜県中津川市に完成した22坪のコンパクト平屋
今回は、岐阜県中津川市に完成した22坪の平屋をご紹介します。
ご夫婦2人で暮らすことを想定した住まいで、必要なものをしっかり備えながら、無駄を省いたコンパクトな間取りが特徴です。
りょうた:
今回は岐阜県中津川市に完成した新築住宅をご紹介します。
22坪のコンパクトな平屋ですが、ご夫婦2人で暮らすには十分な広さがあります。
小栗材木店が得意とする高性能住宅としての見どころもたくさんありますので、ぜひ最後までご覧ください。
おぐみゆ:
実際に中へ入ってみると、「これくらいで十分だね」と感じる広さですね。
コンパクトでも窮屈さを感じません。
22坪でも暮らしやすい住まいは実現できます。
延床面積だけを見ると小さく感じるかもしれませんが、必要な空間をしっかり確保し、無駄を減らすことで快適な住まいになります。家族構成やライフスタイルに合わせて考えることが大切です。
ガルバリウム外壁を採用した理由
まずは外観から見ていきます。
小栗材木店では標準仕様として塗り壁を採用していますが、この住まいではガルバリウム鋼板の外壁を選ばれました。
おぐみゆ:
今回は塗り壁ではないんですね。
りょうた:
そうなんです。
今回は22坪というコンパクトな平屋なので、建物自体が小さい分、冷暖房費も抑えやすいという特徴があります。
そのため、断熱性能を少し調整し、その分を予算とのバランスに充てるという考え方を採用しました。外壁もガルバリウム鋼板を選ぶことで、コストを抑えながら十分な性能を確保しています。
おぐみゆ:
建物の大きさによって、性能とのバランスも変わるんですね。
りょうた:
そうですね。
もちろん性能を落としすぎるわけではありません。
今回の住宅でも、一般的な住宅と比べると十分高い断熱性能を確保していますし、長く快適に暮らせる性能になっています。
さらにガルバリウム鋼板は耐久性が高く、継ぎ目にシーリングを多用しないため、将来的なメンテナンス費用を抑えやすい点も魅力です。
建物の大きさに合わせて性能を考えることも家づくりのポイントです。
住宅は「性能が高ければ高いほど良い」というわけではありません。建物の大きさや暮らし方、予算とのバランスを考えながら、最適な仕様を選ぶことが、長く満足できる家づくりにつながります。
広い玄関と16帖LDKで22坪とは思えない開放感
室内へ入ると、まず印象的なのが広々とした玄関です。
約4.5帖の玄関スペースを確保し、ゆとりを感じられる空間になっています。
おぐみゆ:
玄関がすごく広いですね。
りょうた:
今回は土間収納を設けていません。
現在お住まいのお家を倉庫として活用できるため、その分を玄関の広さに充てました。
靴収納も40〜50足ほど収納できるので、ご夫婦2人で暮らすには十分な容量があります。
また、壁にはピクチャーレールを設置しているので、壁に穴を開けずに絵などを飾ることもできます。
おぐみゆ:
お気に入りの絵や写真を飾れるのはいいですね。
りょうた:
そうですね。
季節ごとに飾るものを変えたり、ご家族の思い出を飾ったりと、玄関を楽しめる空間になります。
続いてLDKです。
22坪というコンパクトな住まいですが、LDKは16帖を確保しています。さらに4.5帖の和室をつなげて使えるため、開放感のある空間になっています。
おぐみゆ:
16帖でも全然狭く感じませんね。
りょうた:
16帖あれば、ダイニングテーブル、ソファ、キッチンを無理なく配置できます。
14帖になると少し窮屈に感じやすいですが、16帖あるとご夫婦2人で暮らすには十分な広さですね。
さらに隣の4.5帖のお部屋を開放すれば、約20.5帖ほどの空間として使えます。
普段は開放して使い、お子さんやお孫さんが遊びに来た際にはゲストルームとしても活用できるよう計画しています。
数字以上の広さを感じられる間取りになっています。
コンパクトな住まいでも、LDKと和室を一体的に使える間取りにすることで、実際の面積以上の開放感が生まれます。暮らし方に合わせて空間を使い分けられることも、大きな魅力です。
神棚や収納も暮らし方に合わせて計画
4.5帖のお部屋には、神棚を設けています。
おぐみゆ:
神棚もあるんですね。
りょうた:
はい。
こちらは既製品ではなく、この住まいに合わせて特注で製作した神棚です。ご要望に合わせて造作しています。
また、このお部屋には大容量の収納も設けています。
おぐみゆ:
収納もしっかり確保されていますね。
りょうた:
コンパクトハウスですが、各部屋に必要な収納を設けています。
収納を一か所にまとめるよりも、使う場所の近くに収納を配置した方が片付けやすくなります。
自然と物をしまう習慣ができるので、住まい全体が散らかりにくくなります。
収納は「量」だけでなく「場所」も大切です。
大きな収納を一か所設けるだけでなく、それぞれの部屋に必要な収納を配置することで、日々の片付けがしやすくなります。コンパクトな住まいだからこそ、収納計画が暮らしやすさを左右します。
寝室から水まわりまでスムーズにつながる生活動線
4.5帖のお部屋の奥には寝室があります。
寝室にはご夫婦それぞれが使いやすいよう、大きなクローゼットを2つ設けました。ウォークインクローゼットではありませんが、必要な収納量を確保しながら、居室の広さとのバランスを考えた計画になっています。
おぐみゆ:
クローゼットが2つあると、それぞれ分けて使えて便利そうですね。
りょうた:
そうですね。
ご夫婦それぞれの衣類を分けて収納できますし、ウォークインクローゼットほど広いスペースを取らなくても十分な収納量を確保できます。
その分、居室やLDKを広く使えるのもメリットですね。
寝室のすぐ近くにはトイレや洗面脱衣室、お風呂を配置しており、家の中を大きく移動しなくても生活できる間取りになっています。
おぐみゆ:
平屋だと移動が本当にラクですね。
りょうた:
階段がないだけでなく、建物自体がコンパクトなので、どこへ行くにも距離が短いんです。
年齢を重ねても暮らしやすい間取りになっています。
また、廊下にはあらかじめ手すりを設置しています。
今すぐ必要というわけではありませんが、将来を見据えて最初から設けておくことで、安心して長く暮らせる住まいになります。
コンパクトな平屋は、将来まで見据えた暮らしやすさも魅力です。
ワンフロアで生活が完結し、水まわりへの移動距離も短いため、日々の暮らしが快適になります。将来を考えた手すりなどの工夫も、長く安心して住み続けるための大切なポイントです。
室内干ししやすいランドリールームと空気を活かした浴室乾燥
洗面脱衣室には室内干し用の物干しを2本設置しています。
さらに、小屋裏エアコンの風をこの空間まで送れるように計画しているため、洗濯物が乾きやすい環境になっています。
おぐみゆ:
エアコンの風がランドリールームまで届くようになっているんですね。
りょうた:
はい。
サーキュレーターを置かなくても空気が流れるので、室内干しでも乾きやすくなります。
さらに、お風呂の乾かし方にも小栗材木店ならではの工夫があります。
おぐみゆ:
浴室乾燥機とは違うんですか?
りょうた:
一般的なお風呂は換気扇で湿気を外へ排出しますが、それでは冷暖房で快適にした空気まで外へ逃がしてしまいます。
この家では、洗面脱衣室と浴室の空気を循環させながら乾燥させる仕組みを採用しています。
冬は浴槽にお湯を残しておくことで、その熱や湿気も室内で有効活用できます。
通常の換気扇は、夏場の湿気が多い時期やカビ取り剤を使用した際など、必要な場面だけ使う運用になっています。
室内の空気を上手に活かすことで、省エネと快適性を両立しています。
高気密・高断熱住宅では、冷暖房で整えた空気をできるだけ無駄にしないことが大切です。空気を循環させる仕組みを取り入れることで、室内干しや浴室乾燥も効率よく行える住まいになっています。
床下エアコンを見えない場所に設置した工夫
おぐみゆ:
このお家も床下エアコンが入っているんですよね。
でも、全然見当たりません。
りょうた:
実は階段下に設置しているんです。
生活空間から見えない場所に納めているので、見た目もすっきりします。
おぐみゆ:
本当ですね。全然気付きませんでした。
りょうた:
ただ、エアコンは空気を吸って吐き出すことで循環する仕組みなので、完全に囲ってしまうと空気を吸えず止まってしまいます。
そこで今回は、小屋裏へ上がる階段の一部をスケルトン階段のような形にして、ここから空気を吸い込めるようにしました。
吸い込んだ空気はエアコンを通り、各部屋の吹き出し口へ送られる仕組みになっています。
おぐみゆ:
エアコンを隠しながら、空気の流れまで考えられているんですね。
りょうた:
そうなんです。
階段下は収納としては使いにくいスペースですが、床下エアコンを設置する場所として有効活用しています。
そのおかげで、室内からは「エアコンがどこにもない」ようなすっきりした空間になっています。
設備を見せない工夫が、すっきりした空間につながります。
床下エアコンは設置場所だけでなく、空気の流れまで考えて計画することが重要です。デザイン性と快適性を両立できるのも、小栗材木店ならではの工夫です。
小屋裏エアコンと大容量収納を兼ねた便利な空間
この住まいでは、小屋裏へ上がるために固定階段を採用しました。収納階段ではなく、普段から安全に上り下りできる階段にすることで、小屋裏収納をより使いやすい空間にしています。小屋裏には、小栗材木店の全館空調を支える小屋裏エアコンも設置されています。
おぐみゆ:
普通の階段で上がれるんですね。
りょうた:
そうなんです。
平屋なので2階へ上がるわけではなく、小屋裏へ上がるための階段です。
収納階段だと、年齢を重ねたときに上り下りが負担になったり、荷物を持って移動しづらかったりしますが、固定階段なら安心して使えます。
おぐみゆ:
思ったより広いですね。それに涼しい!
りょうた:
今は小屋裏エアコンを動かしているので、とても快適なんです。
収納する物をこちらへまとめることで、生活スペースをすっきり保てますし、この奥には小屋裏エアコンも設置しています。
さらに収納スペースは、実質7〜8帖ほどの広さがあります。
22坪の平屋ですが、これだけの収納を確保できるのは大きな魅力ですね。
おぐみゆ:
ロフトって夏は暑いイメージがありました。
りょうた:
一般的なロフトだとそういうイメージがありますよね。
でも高性能住宅なので、この小屋裏も快適な温度を保てます。
夏はしっかり冷えているので、荷物を取りに来るだけで暑くて大変…ということもありません。
おぐみゆ:
すごく使いやすそうですね。
小屋裏収納を活用することで、コンパクトな住まいでも収納量をしっかり確保できます。
この住まいでは、約7〜8帖分の小屋裏収納を設けることで、季節用品や普段使わない物をまとめて収納できるようになっています。22坪というコンパクトな平屋でも、居住スペースを広く使いながら十分な収納量を確保できるのが魅力です。
使いやすさにこだわったLIXIL「ノクト」のキッチン
最後にキッチンをご紹介します。
採用したのは、LIXILの「ノクト」です。
おぐみゆ:
ノクトってこういう雰囲気のデザインもあるんですね。
りょうた:
そうなんです。
天板は一体成形になっているので、継ぎ目が少なく、お掃除がしやすいのが特徴です。
また、ご夫婦2人暮らしなので、キッチンの大きさも十分。
食洗機も備えているので、毎日の家事をラクにしてくれます。
おぐみゆ:
吊戸棚が少し低い位置についていますね。
りょうた:
はい。
一般的には天井いっぱいまで付けることも多いですが、高すぎると上段はほとんど使わなくなってしまいます。
今回は使いやすい高さまで下げて設置しているので、収納スペースを無駄なく活用できます。電子レンジなども置きやすいよう、高さも考えて計画しています。
さらに、IHにはラジエントヒーターも採用しています。
おぐみゆ:
土鍋も使えるんですね。
りょうた:
そうなんです。
普段はIHを使いながら、土鍋などIHでは使えない調理器具も使えるので、お料理の幅が広がります。
必要な方にはおすすめの仕様ですね。
毎日使う場所だからこそ、「見た目」だけでなく「使いやすさ」が大切です。
キッチンは収納の高さや設備の選び方によって、日々の使い勝手が大きく変わります。ライフスタイルに合わせて細かな仕様まで検討することで、長く快適に使えるキッチンになります。
22坪でも快適に暮らせるコンパクトな平屋
今回ご紹介した住まいは、22坪というコンパクトな平屋でありながら、16帖のLDKと4.5帖のお部屋を組み合わせた開放的な空間や、大容量の小屋裏収納、床下エアコン・小屋裏エアコンによる全館空調など、暮らしやすさを高める工夫が随所に取り入れられていました。
「平屋にしたいけれど広さが不安」「コンパクトでも快適に暮らせる家を建てたい」という方にとって、参考になるアイデアが詰まった住まいではないでしょうか。
コンパクトな平屋をご検討中の方は小栗材木店へご相談ください
小栗材木店では、ご家族の人数やライフスタイルに合わせて、必要な広さと性能のバランスを考えた家づくりをご提案しています。
「平屋を建てたい」「収納や全館空調について詳しく知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、実際の住まいの雰囲気はYouTubeでもご覧いただけますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。


