【パッシブ設計】日射取得・日射遮蔽 BEI値 0.56 太陽に素直に設計することで、冷暖房費を大幅に削減!

パッシブ設計で叶える、冬は暖かく夏は涼しい家づくり

高気密高断熱住宅というと、「断熱材を厚く入れること」が重要だと思われがちですが、実はそれだけでは一年中快適な住まいにはなりません。

本当に快適な住まいをつくるためには、太陽の光や熱を上手に活用する「パッシブ設計」という考え方が欠かせません。

今回の動画では、小栗材木店が大切にしている「8つのこだわり」の一つであるパッシブ設計について、冬と夏でどのように太陽の熱をコントロールしているのかをわかりやすく解説しています。

高断熱住宅を検討している方はもちろん、「夏も冬も快適な家に住みたい」「光熱費を抑えたい」と考えている方にも参考になる内容です。

動画では、実際のイラストや具体例を交えながら詳しくご紹介していますので、ぜひ記事とあわせてご覧ください。


パッシブ設計とは「太陽に素直な設計」のこと

りょうた:

今日は、小栗材木店の「8つのこだわり」の一つであるパッシブ設計についてご説明したいと思います。

「パッシブ設計」と聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、簡単に言えば太陽の力を上手に利用する設計のことです。

冬は太陽の熱をしっかり室内へ取り込み、できるだけ暖房に頼らず暖かく過ごせるようにする。そして夏は強い日差しを室内へ入れず、涼しく快適に暮らせるよう工夫します。

このように、自然エネルギーを活かしながら快適な住まいをつくる考え方がパッシブ設計です。

おぐみゆ:

なるほど。「太陽に素直な設計」という表現なら、とてもイメージしやすいですね。

パッシブ設計とは

パッシブ設計は、太陽の光や風などの自然エネルギーを活用して、一年を通して快適な室内環境をつくる設計手法です。設備に頼りすぎず、設計の工夫で快適性と省エネ性を高められることが大きな特徴です。


冬は太陽の熱が「無料の暖房」になる

りょうた:

冬の日差しは、実はとても大きな暖房効果があります。

例えば、一般的な掃き出し窓(幅約1.65m、高さ約2m)からは、こたつ約1台分ともいわれる熱が室内へ入ってきます。

おぐみゆ:

確かに冬でも窓際にいるとポカポカ暖かいですよね。

りょうた:

そうなんです。

南側にこうした窓を複数設けて太陽の熱をしっかり取り込めれば、暖房エネルギーを大幅に減らすことができます。

実際に、小栗材木店が標準仕様としているHEAT20 G2レベルの住宅では、晴れた冬の日中なら暖房を使わなくても室温が23〜24℃程度まで上がるケースもあります。

つまり、太陽そのものが暖房の役割を果たしてくれるんです。

冬の日射取得が大切な理由

南側から十分な日差しを取り込めれば、暖房費の削減だけでなく、室内の温度差も小さくなります。高断熱住宅の性能を活かすためにも、窓の配置は非常に重要なポイントです。


パッシブ設計は「お金をかけずに性能を高める工夫」

おぐみゆ:

断熱性能を上げるには高性能な断熱材が必要というイメージがあります。

りょうた:

もちろん断熱性能を高めることも大切です。

ただ、断熱材は性能を上げようとすると、その分コストも上がっていきます。

一方で、パッシブ設計は窓の配置や建物の向きを工夫する設計の話です。

つまり、設計段階でしっかり計画すれば、大きな追加費用をかけずに暖房費を抑えられる可能性があります。

だからこそ、小栗材木店では高断熱住宅とあわせて、パッシブ設計をとても大切にしています。

設計で変わる住み心地

高性能な住宅は、設備や断熱材だけで決まるものではありません。敷地条件や太陽の動きを考えた設計によって、より快適で省エネな住まいを実現できます。


夏と冬では太陽の高さが大きく変わる

りょうた:

パッシブ設計で大切なのは、季節によって太陽の高さが変わることを理解して設計することです。

夏は太陽が高い位置を通るので、真上から強い日差しが差し込みます。一方、冬は太陽の位置が低くなるため、南側の窓から室内の奥まで日差しが入りやすくなります。

この違いを活かすことで、夏と冬で快適な住環境をつくることができます。

おぐみゆ:

同じ窓でも、季節によって日差しの入り方が全然違うんですね。

りょうた:

そうなんです。

だから南側の窓には、冬は日差しを取り込み、夏は遮る工夫を取り入れることが重要になります。

例えば、軒や庇(ひさし)を設けたり、すだれや外付けの日よけを活用したりすることで、季節に合わせて日射をコントロールできます。

太陽の高さを利用するのがパッシブ設計

パッシブ設計では、季節ごとの太陽の動きを考慮して窓や軒を計画します。冬は暖かい日差しを室内へ取り込み、夏は強い日差しを遮ることで、冷暖房に頼りすぎない快適な住まいを目指します。


夏の日差しは「外」で遮ることが重要

りょうた:

夏の日差しを防ぐ方法としては、軒や庇だけでなく、すだれや外付けブラインドなども効果的です。

こうしたものを窓の外に設置することで、日射を約8割カットすることができます。

おぐみゆ:

そんなに違うんですね!

りょうた:

はい。

大切なのは、「室内に入ってきた日差し」を遮るのではなく、窓の外で遮ることです。

日差しは一度室内に入ってしまうと熱になってしまうため、カーテンだけでは十分に防ぎきれません。

夏を快適に過ごすためには、熱を家の中へ入れない工夫がとても重要なんです。

夏の快適さは日射遮蔽で決まる

高断熱住宅では、一度室内に入った熱が外へ逃げにくくなります。そのため、窓の外で日差しを遮る「日射遮蔽」が、夏の快適性を左右する重要なポイントになります。


高断熱住宅だからこそ日射遮蔽が欠かせない

おぐみゆ:

高断熱住宅なら、夏も涼しいイメージがあります。

りょうた:

実は、高断熱住宅だからといって、何もしなくても夏が快適になるわけではありません。

最近は高断熱住宅が増えていますが、日射遮蔽まで十分に考えられていない家も少なくありません。

高断熱住宅は熱を逃がしにくい性能を持っているため、強い日差しが入り続けると、その熱も室内にこもってしまいます。

だからこそ、高断熱とパッシブ設計はセットで考えることが大切なんです。

おぐみゆ:

断熱性能だけではなく、設計まで含めて考えることが快適な家づくりにつながるんですね。

高断熱住宅の性能を活かすポイント

高断熱住宅は熱を逃がしにくい反面、夏の日差し対策が不十分だと室内が暑くなりやすくなります。断熱性能を最大限に活かすためには、日射取得と日射遮蔽をバランスよく取り入れた設計が欠かせません。


エアコンだけでは快適な住まいにならない理由

おぐみゆ:

「暑いならエアコンを強くつければいい」と考えてしまいそうですが、それではダメなんですか?

りょうた:

実は、それだけでは快適とは言えません。

例えば、強い日差しが窓から入り続けている状態は、窓際で電気ストーブをつけながら、反対側ではエアコンの冷房を全力で動かしているようなものです。

おぐみゆ:

それだと、暑い場所と寒い場所ができてしまいそうですね。

りょうた:

その通りです。

体は「暑い」と「寒い」の両方を感じることになるので、不快に感じたり、いわゆる冷房による体調不良につながったりすることもあります。

だからこそ、「冷房を強くすれば解決する」という考えではなく、そもそも日差しを室内へ入れないことが大切なんです。

快適な室内環境は設計から始まる

室内へ入り込む日差しを減らすことで、エアコンの効きが良くなり、室内の温度ムラも抑えられます。快適性だけでなく、省エネや光熱費の削減にもつながります。


パッシブ設計はこれからの家づくりに欠かせない考え方

りょうた:

これからは、夏の暑さがさらに厳しくなることも予想されています。

だからこそ、冬に太陽の熱を取り込むことはもちろんですが、夏の日差しをしっかり外で遮ることが、これまで以上に重要になってきます。

高断熱住宅の性能を最大限に活かすためには、「断熱性能」と「パッシブ設計」の両方を考えた家づくりが欠かせません。

おぐみゆ:

高性能な住宅だから安心ではなく、その性能を活かす設計まで考えられていることが大切なんですね。

りょうた:

その通りです。

冬は太陽の熱を上手に取り込み、夏は外でしっかり日差しを遮る。この考え方を取り入れることで、一年を通して快適で省エネな暮らしにつながります。

快適な住まいづくりのポイント

高断熱住宅の性能を十分に発揮するためには、「冬は日射を取り込み、夏は日射を遮る」というパッシブ設計の考え方が欠かせません。設備に頼るだけではなく、自然の力を活かした設計を取り入れることで、より快適で心地よい住まいを実現できます。


高性能住宅の性能を活かす家づくりを、小栗材木店と一緒に

高気密高断熱住宅は、断熱性能が高いだけで快適になるわけではありません。

窓の配置や日差しのコントロールなど、設計段階から自然の力を活かす「パッシブ設計」を取り入れることで、高性能住宅の魅力をより引き出すことができます。

小栗材木店では、断熱性能だけでなく、敷地条件や太陽の動きまで考えた設計を大切にし、一年を通して快適に暮らせる住まいをご提案しています。

「夏も冬も快適な家に住みたい」「光熱費を抑えながら心地よく暮らしたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

また、今回ご紹介した内容は動画でも詳しく解説しています。実際のイラストを交えながら、パッシブ設計の考え方をわかりやすくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。