【ROOMTOUR】コンパクトだけど機能的!31.5坪で叶える快適な平屋をご紹介!ルームツアー

5人家族+猫が暮らす31.5坪の平屋|コンパクトでもゆとりを感じる住まい

今回ご紹介するのは、ご夫婦と三姉妹の5人家族、そして猫ちゃんが暮らす31.5坪の平屋です。

こちらのお住まいは、以前の構造見学会でもご紹介しました。

構造見学会では、完成すると見えなくなる断熱材や気密性能、耐震・制震、基礎断熱など、住まいの性能を支える部分を詳しくご紹介しています。

完成前の構造について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

→ 構造見学ツアー 構造・断熱の裏側全部見せます!

そして今回は、その住まいが完成したあとのルームツアーです。

約20畳のLDKを中心に、三姉妹それぞれの子ども部屋、3人で並んで使えるスタディコーナー、4畳のファミリークローゼットなどを取り入れています。

さらに、スタディコーナーを猫ちゃんのキャットウォークとしても使えるようにしたり、猫用トイレのスペースを設けたりと、人だけでなく猫との暮らしにも配慮した間取りになっています。

「5人家族で平屋を建てるなら、どのくらいの広さが必要?」「30坪前後でも、子ども部屋や収納をしっかり確保できる?」と気になっている方にも参考になる住まいです。

恵那市をはじめ、中津川市・瑞浪市など東濃エリアで平屋や注文住宅を検討している方は、限られた床面積をどう使うか、家族の暮らしに合わせてどんな工夫ができるのか、ぜひ参考にしてみてください。


塗り壁と木を組み合わせたシンプルな平屋の外観

りょうた:

今回は31.5坪の平屋です。

外壁は塗り壁で仕上げています。

玄関のところは木を使っていて、塗り壁と木を組み合わせた外観になっています。

おぐみゆ:

シンプルですけど、木が入ると雰囲気が変わりますね。

りょうた:

そうですね。

外壁全体を同じ仕上げにするのではなくて、玄関まわりに木を使うことでアクセントになっています。

軒もしっかり出しているので、外壁や窓に直接雨が当たりにくくなりますし、夏の日射を遮るという役割もあります。

冬は太陽の位置が低くなるので、室内に日射を取り込めるように設計しています。

パッシブ設計では、季節によって変わる太陽の高さも考えながら、軒の出や窓の位置を検討していきます。

外観になじむ雨樋を採用

りょうた:

あと、外観で見ていただきたいのが「とい」ですね。

雨樋って、一般的には丸い形のものをイメージされる方が多いと思うんですけど、こちらは四角い形になっています。

おぐみゆ:

確かに、雨樋っぽさがあまりないですね。

りょうた:

そうですね。

できるだけ外観になじむようなものを使っています。

雨樋は雨水を流すために必要なものですけど、外から見える部分なので、こういった細かなところも外観の印象に関わってきます。

機能だけでなく細部まで考える外観づくり
平屋の外観は、外壁や屋根といった大きな部分だけでなく、雨樋などの細かな部材によっても印象が変わります。また、軒には夏の日射を遮り、冬の日射を取り入れる役割もあります。デザインだけでなく、日射への配慮や必要な部材の見え方まで含めて確認することが、外観を考えるポイントです。


木の質感を感じられる玄関とたっぷりの収納

玄関に入ると、室内にも自然素材を取り入れた空間が広がります。

りょうた:

玄関に入ってきました。

床は無垢のフローリングで、壁は漆喰を使っています。

玄関収納もしっかり取っています。

おぐみゆ:

5人家族だと、靴もかなり多くなりますよね。

りょうた:

そうですね。

家族が多いので、収納量もしっかり確保しています。

玄関って靴だけじゃなくて、外で使うものなども置きたくなるので、家族の人数や持ち物に合わせて収納を考えることが大切ですね。

家族の人数と持ち物に合わせた玄関収納
子育て世帯では、家族が増えるほど靴や外出用品も増えていきます。玄関の広さだけでなく、「何を、どのくらい収納したいか」まで整理しておくと、必要な収納量を考えやすくなります。


31.5坪でも約20畳を確保した家族のLDK

玄関から進むと、家族が集まるLDKへとつながります。

りょうた:

こちらがLDKです。

広さは約20畳あります。

31.5坪の平屋なので、決してものすごく大きなお家ではないんですけど、LDKはこれくらいの広さを確保できています。

おぐみゆ:

5人家族でも、これだけあればみんなで過ごせそうですね。

りょうた:

そうですね。

今回のお家はお子様が3人いらっしゃるので、家族5人で過ごせる場所としてLDKをしっかり取っています。

だからといって、ただ家全体を大きくしているわけではなくて、必要なところに必要な広さを取るようにしています。

南側の大きな窓から冬の日射を取り込む

りょうた:

こちらには大きな窓を設けています。

冬は太陽の光が室内までしっかり入ってくるので、その熱を利用して室内を暖めることができます。

反対に夏は、先ほど外で見てもらった軒で日射を遮ります。

おぐみゆ:

エアコンだけで室温を調整するわけではないんですね。

りょうた:

そうですね。

もちろんエアコンも使いますけど、冬は太陽の熱を取り入れて、夏はできるだけ入れないようにする。

自然の力を上手に利用することで、冷暖房に頼りすぎない家づくりにつながります。

コンパクトな平屋では「どこを広くしたいか」の優先順位が重要
30坪前後の平屋でも、すべての空間を均等に広くするのではなく、家族が長く過ごすLDKなどに面積を配分することで、ゆとりを感じられる間取りを考えられます。坪数だけで判断せず、家族がどこでどのように過ごしたいのかを整理することが間取りづくりのポイントです。


三姉妹が並んで使えるLDKのスタディコーナー

LDKの一角には、3人のお子様が並んで使えるスタディコーナーがあります。

子どもたちの勉強だけでなく、奥様のPC作業やプリンターの収納、猫ちゃんの居場所まで考えた、多目的に使えるスペースです。

りょうた:

こちらがスタディコーナーです。

お子様が3人いらっしゃるので、3人並んで使えるように長くつくっています。

おぐみゆ:

3人一緒に並んで勉強できるんですね。

りょうた:

そうですね。

それぞれ子ども部屋もありますけど、こちらでも勉強できるようになっています。

マグネット対応のホワイトボードを壁に採用

りょうた:

この壁も普通の壁ではなくて、マグネット対応のホワイトボードになっています。

ホワイトボード用のマーカーで直接書けるので、お絵描きをしたり、勉強を教えたりできます。

おぐみゆ:

学校のプリントとかも貼れそうですね。

りょうた:

そうですね。マグネットが使えるので、掲示物を貼ることもできます。

奥様のPC作業を考えたプリンター棚と収納

りょうた:

それから、奥様がパソコンを使われるので、こちらにはプリンターを置ける棚もつくっています。

プリンターって意外と置き場所に困るので、最初から置く場所を決めています。

棚の下には、パソコンをしまえるようにもなっています。

おぐみゆ:

使わないときはここに収納しておけるんですね。

りょうた:

そうですね。

お子様が勉強するだけではなくて、奥様がパソコンを使う場所としても使えるようにしています。

猫ちゃんのキャットウォークとしても活用

りょうた:

さらに、上の部分は猫ちゃんが歩けるようになっています。

おぐみゆ:

ここがキャットウォークにもなるんですね。

りょうた:

そうですね。

人が使うスタディコーナーの上を、猫ちゃんも使えるようにしています。

ランドセルや教科書もまとめて収納

りょうた:

こちらはランドセル置き場として、少し奥行きを深くしています。

教科書などもまとめて入れられますし、ピアニカのような長さのあるものも収納できます。

ランドセルも縦に置かなくても、そのまま寝かせて入れられるくらいの奥行きを取っています。

おぐみゆ:

子どもたちが使うものを、スタディコーナーの近くにまとめて置けるんですね。

りょうた:

そうですね。勉強するときに使うものを、この周辺にまとめて収納できるようにしています。

勉強・仕事・収納・猫との暮らしを一か所にまとめたスタディコーナー

三姉妹が並んで使えるカウンターに加えて、マグネット対応のホワイトボード、奥様のPC作業を考えたプリンター置き場やPC収納、ランドセルや学用品の収納、猫ちゃんのキャットウォークまで設けています。家族が実際にどのように使うかを考えながら、一つの空間に複数の役割を持たせたスタディコーナーです。


6畳用の家庭用エアコンを使った床下エアコン

スタディコーナーの近くには、床下エアコンが設置されています。

りょうた:

こちらに床下エアコンが付いています。

開けると、こういうふうに穴が開いています。

使っているのは、家庭用の普通の6畳用エアコンです。

おぐみゆ:

普通の家庭用エアコンなんですね。

りょうた:

そうですね。

こうやって開けられるので、中も見ることができます。

エアコンって高いところに付いていると、中が汚れていてもなかなか気づかないんですよね。

床下エアコンは低い位置にあるので、中の汚れにも気づきやすいですし、掃除もしやすくなっています。

家庭用の6畳用エアコンと掃除のしやすさ

こちらの住まいで床下エアコンとして使っているのは、家庭用の一般的な6畳用エアコンです。低い位置にあり、中の状態を確認しやすいため、汚れに気づきやすく掃除もしやすいことが特徴です。


生活感を隠しながら使いやすさも考えたキッチン

りょうた:

今回は造作で腰壁をつくっています。

キッチンに立ったときに洗剤などが置いてあっても、この壁で隠れるので、お客様から見たときにもすっきり見えるようになっています。

おぐみゆ:

手元が見えにくくなるんですね。

りょうた:

そうですね。

キッチンは、LIXILの「ノクト」というシリーズを使っています。

面材はグレー系で、まわりは白を基調にしているので、清潔感のある雰囲気になっています。

欲しい位置にコンセントを設置

りょうた:

こうやって腰壁を立てると、ここにコンセントを付けることもできます。

ミキサーなどを使うときに、キッチンのこのあたりにコンセントがあると便利ですよね。

おぐみゆ:

確かに、ここにあると使いやすそうですね。

りょうた:

料理をしながら動画を見たり、クックパッドを見たりすることもあると思います。

そういうときに限ってスマートフォンの充電がない、ということもあるので、ここにコンセントがあると充電しながら使えます。

冷蔵庫と冷凍庫を並べて置けるスペース

りょうた:

将来的に冷凍庫も欲しいというお話があったので、今回は冷蔵庫と冷凍庫の2つを置けるようにスペースを取っています。

おぐみゆ:

だからここがこんなに広く空いているんですね。

りょうた:

そうですね。

こちらにも大きくスペースを取っているので、家電もたくさん置けるようになっています。

ウォークインにせず、取り出しやすいパントリーに

りょうた:

パントリーは、今回はウォークインにはしていません。

でも、これだけ収納できれば十分かなと思います。

おぐみゆ:

取り出しやすそうですね。

りょうた:

そうですね。

冷蔵庫とパントリーが近くにあるので、何歩か歩けば「冷蔵庫、パントリー」という感じで使えます。

たくさん買い物をしても収納できますね。

見た目と実際の使い方を考えたキッチン

造作の腰壁で手元を隠しながら、使いやすい位置にコンセントを設置。さらに、冷蔵庫と冷凍庫を置くスペースやパントリーも確保しています。キッチンは見た目だけでなく、普段使う家電や食品をどこに置くのかまで考えておくことがポイントです。


三姉妹の成長に合わせて使い方を変えられる子ども部屋

りょうた:

こちらには子ども部屋が3部屋あるので、扉も3つあります。

今は下のお二人がまだ小さいので、2部屋をつなげています。

おぐみゆ:

お姉ちゃんと一緒だと楽しそうですね。

りょうた:

今はまだ一緒にしたいということで、つなげて使えるようにしています。

2人で使えば6畳くらいになるので、広々と使えるレイアウトにもできるかなと思います。

将来はカウンターを取り付けられるように準備

りょうた:

こちらには、あらかじめレールを付けています。

将来、部屋の中で勉強したいとなったときに、テーブルを置くのではなく、浮かせたカウンターを付けられるようにしています。

ブラケットを付けて一枚板を載せれば、カウンターとして使えます。

今はまだ必要ないので、レールだけ仕込んであります。

子どもの成長に合わせて変えられる個室

今必要な使い方だけで間取りを固定するのではなく、成長して個室で勉強するようになったときのことまで考えて準備しています。必要になってからカウンターを設けられるよう、あらかじめレールだけ施工しておくのも、この住まいならではの工夫です。

小屋裏エアコン1台で各部屋を冷房

おぐみゆ:

涼しいですよね。

りょうた:

エアコン自体は、小屋裏の冷房室に1台付いています。

そこでギュッと冷やして、冷気が上から降りてくるようになっています。

冬は先ほど見ていただいたリビングの床下エアコン、夏は小屋裏エアコンを使います。

各シーズン1台ずつで冷暖房しているので、実際にはこの子ども部屋にエアコンは付いていません。

熱をできるだけ逃がさない熱交換型換気扇

おぐみゆ:

でも、ここに付いているのはエアコンじゃないんですか?

りょうた:

これは熱交換型の換気扇です。

給気と排気を同時に行っていて、空気が出入りするときに、この中の素子を通ります。

そこで熱を交換して、今の時期なら冷やした空気の熱を6〜7割ほど戻してくれます。冬なら、暖めた熱を戻してくれるような仕組みです。

せっかく冷たくしたり暖かくしたりした空気を、そのまま外へ捨ててしまうともったいないですよね。

この換気扇自体が空気を冷やしたり暖めたりするわけではありませんが、熱を交換することでエアコンの負担を抑え、結果的にエアコンにかかる電気代も抑えられます。

各部屋にエアコンを設置しない冷暖房計画

この住まいでは、冬は床下エアコン、夏は小屋裏エアコンを使用し、子ども部屋には個別のエアコンを設置していません。また、熱交換型換気扇を組み合わせることで、冷暖房した熱をできるだけ逃がさない工夫も取り入れています。


姉妹の荷物をまとめられる2畳の納戸

りょうた:

こちらの部屋には収納を付けられなかったので、2畳の納戸を設けています。

真ん中を入口にして、コの字型に収納できるようになっているので、2畳でも結構大容量です。

おぐみゆ:

姉妹ちゃんたちの荷物を置けるようなイメージですか?

りょうた:

そうですね。

誰のものを置く場所と細かく用途を決めすぎず、こういう収納が一つあると、「ここに置いていい」という使い方ができます。

あまりカチッと用途を決めない収納があってもいいのかなと思います。

長女のための3畳の個室

りょうた:

お姉ちゃんはもう少し大きいので、個室がいいということで、こちらは3畳のお部屋になっています。

意外とこぢんまりしていて、いいかなと思います。

このあとロフトベッドを置こうかなとおっしゃっていたので、その下で勉強するのか、テーブルを置くのか、いろいろ考えられますね。

実際に家具を置いたら、僕もまた見に行こうと思っています。

広さだけで決めない子ども部屋と収納

3人のお子様それぞれに同じ広さの個室を用意するのではなく、現在の年齢や使い方に合わせて部屋を計画しています。姉妹で使える納戸も設け、個室だけに収納を集中させない間取りになっています。


アクセントクロスを取り入れたトイレ

りょうた:

こちらがトイレです。

本当にシンプルなつくりなんですけど、ここだけはアクセントクロスを入れています。

黄色をベースにした、ちょっと縞模様のクロスですね。

全部白にするのもありだったんですけど、トイレくらいは少し遊んでみようかなということで、こういう形になっています。

おぐみゆ:

素敵。かわいい。

私が三姉妹だったら、「女子専用」って言っちゃいそうです。

りょうた:

お父さんはここに入らないでください、って(笑)。


室内干しと猫ちゃんのトイレも考えた洗面室

りょうた:

洗面室は、こんな感じで縦長になっています。

室内干しもできるように、アイアンの物干しを付けています。

それから、猫ちゃんを飼っているので、ここには猫ちゃんのトイレを置く場所もつくっています。

幅2mの造作洗面台

りょうた:

造作の洗面台は、かなり大きくつくっています。

幅が2mあって、奥行きも今回は60cm取っています。

これだけ奥行きがあれば、ここに座ってお化粧することもできます。

今回使っている洗面ボウルは結構深さがあるので、水がこちら側に跳ねにくく、お手入れもしやすくなっています。

三面鏡なので、鏡の中も収納として使えます。

タイルのサイズに合わせて造作洗面を計画

りょうた:

こちらのタイルは、奥様から「これを貼りたい」とお話がありました。

そのため、タイルの幅に合わせて洗面台の位置を決めています。

中途半端なところでタイルが切れると柄がおかしくなってしまうので、選んでいただいたタイルがピタッと納まるようにしています。

エコカラットやタイルも、壁全面に貼ると費用が大きくなりますが、こういう一部分だけなら面積もそれほど大きくありません。

造作をするときに、こうして一部分だけタイルを取り入れるのもおすすめです。

使い方とデザインを両立した造作洗面

幅2m・奥行き60cmの造作洗面台には、座ってお化粧できるスペースや収納を確保。奥様が選んだタイルも、柄がきれいに納まるように寸法を調整しています。室内干しや猫ちゃんのトイレの場所まで含め、家族の暮らし方に合わせて計画した洗面室です。


洗面と分けた2畳の脱衣室

りょうた:

今回は洗面と脱衣室を分けています。

脱衣室は2畳なんですけど、結構広々としています。

ここにはパイプを付けているので、室内干しもできます。

小屋裏のファンがここで回っているので、風を当てて乾かせるようになっています。

汚れ物を洗えるスロップシンク

りょうた:

今回はお客様のご希望で、スロップシンクも付けています。

小学生くらいだと、泥でかなり汚れて帰ってくることもありますよね。

そういった汚れ物をここで洗えるようにしています。

お湯も出るので、しっかり汚れを落として、そのまま洗濯機に入れることもできます。

壁を凹ませて収納スペースを確保

りょうた:

ここは壁を少し凹ませて、収納をつくっています。

これくらいあると、パジャマやタオル、洗剤なども結構収納できます。

脱衣室の中にこういう収納があるのもポイントですね。

洗濯や身支度に必要なものをまとめた脱衣室

約2畳の脱衣室には、室内干し用のパイプやスロップシンク、パジャマ・タオル・洗剤などをしまえる収納を設けています。洗面室とは分けながら、脱衣や洗濯に必要な機能を一か所にまとめています。


約200着を掛けられる4畳のファミリークローゼット

りょうた:

この住まいの収納で大きなポイントとなっているのが、4畳のファミリークローゼットです。

しかも、ウォークスルーになっています。

おぐみゆ:

すごい。かなり収納できますね。

りょうた:

4畳ありまして、この配置だと、だいたい200着くらい洋服を掛けられます。

5人家族なので、単純に考えると1人40着くらいですね。

全部掛けても、さらにこちら側にも収納があります。

収納をまとめてLDKをすっきりと

りょうた:

先ほどの納戸もありますし、こちらにもこれだけ収納があります。

いろいろなものをまとめて置ける場所があるので、その分リビングなどをすっきりさせやすくなります。

家族5人分をまとめられる大容量の収納

4畳のファミリークローゼットには、約200着の洋服を掛けられるスペースを確保。納戸などほかの収納も設けることで、家族のものを収納する場所をしっかり確保しています。


ファミリークローゼットからつながる寝室

りょうた:

そのままウォークスルーで抜けていくと、寝室になっています。

寝室にウォークインクローゼットを設けるようなイメージなんですけど、今回はそのまま通り抜けて、お風呂や洗面の方まで行けるようになっています。

おぐみゆ:

ぐるっと回れるんですね。

りょうた:

そうですね。かくれんぼとか鬼ごっこをしても楽しそうですよね。


窓の断熱性を高めるハニカムブラインド

寝室の窓には、断熱性の高いハニカムブラインドを採用しています。

りょうた:

今回は、非常に断熱性の高いハニカムブラインドを付けています。

中がハニカム状になっていて、アルミ箔のようなものも貼ってあるので、遮光もできます。

断熱性能も高くて、サーモカメラなどで見ると効果が分かりやすいですね。

窓は、どうしても壁に比べると断熱性能が落ちます。

壁より熱が逃げやすい窓を補う

りょうた:

断熱性能を数字で見ると、この家のUA値は0.3です。

一方で、ペアガラスの樹脂サッシは1.35くらいなので、4倍から5倍くらい熱が逃げやすいことになります。

どうしても窓は弱点になるので、ハニカムブラインドを利用することで、窓まわりの断熱性能を高めています。

窓の弱点を補うハニカムブラインド

高気密高断熱の家でも、窓は壁に比べて熱が逃げやすい部分です。この住まいではハニカムブラインドを取り入れ、窓まわりの断熱性能を補っています。

ハニカムブラインドは暮らし方も考えて採用

りょうた:

ハニカムブラインド自体は、全部屋に付けるのもおすすめなんですけど、大きな掃き出し窓に付ける場合は少し考えた方がいいこともあります。

お子様がまだ小さいご家庭だと、かくれんぼをしたり、触ってぐちゃぐちゃになったりすることもあります。

そういったデメリットもお伝えしたうえで、採用するかどうかを考えていただいています。

性能だけでなく暮らし方も考えた設備選び

断熱性能を高められる設備でも、家族構成や暮らし方によって使いやすさは変わります。メリットだけでなく、実際の生活で考えられるデメリットも踏まえて選ぶことがポイントです。


リビングから各空間へ最短で移動できる平屋の間取り

寝室からウォークスルーのファミリークローゼットを抜けると、再びリビングへ戻ることができます。

りょうた:

ここからリビングに戻ってくることができます。

おぐみゆ:

リビングに戻れるんですね。もう直結ですね。

りょうた:

そうですね。本当にリビングから全部、最短で行けるようになっています。

やっぱり、これが平屋のメリットというか、いいところかなと思います。

おぐみゆ:

無駄なスペースがないですね。

りょうた:

そうですね。

いろいろなご要望があったんですけど、空間を有効活用することで、31.5坪というコンパクトな大きさに収めることができました。

コンパクトにすることで冷暖房やメンテナンスの負担も軽減

りょうた:

家は小さければ小さいほど、エアコンで暖めたり冷やしたりする空間も少なくなるので、電気代も下がってきます。

メンテナンスも楽になりますね。

ただ、我慢してコンパクトにするということではなくて、ご要望を叶えたうえで、できるだけコンパクトにするという考え方です。

要望を叶えながらコンパクトにまとめる間取り

5人家族の個室や収納、スタディコーナー、水まわりなど、必要な空間を確保しながら31.5坪にまとめています。単に床面積を小さくするのではなく、必要な場所には広さを確保し、無駄になるスペースを抑えることが、コンパクトな平屋を考えるポイントです。


白と木を基調にしたシンプルなインテリア

おぐみゆ:

私、以前構造のときにも来ましたけど、あのときのお家がこうなったんですね。

断熱材が見えている状態だったので、全然イメージがつかなかったです。

りょうた:

そうですね。

今回は白を基調にして、基本的には木の色しか使っていません。

色が2つくらいに絞られているので、まとまりも出やすいと思います。

デザインは「足し算」より「引き算」

りょうた:

僕はよく、デザインは「引き算」で考えてもらった方がいいとお話ししています。

今回のタイルのように足し算する部分もありますけど、「これもかっこいい」「あれもかっこいい」と積み上げていくと、どんどんバランスを取るのが難しくなります。

少なくしていくほど削ぎ落とされてシンプルになって、見た目としてもまとまりやすくなると思います。

色や素材を増やしすぎないインテリアの考え方

この住まいでは白と木を基調にしながら、洗面のタイルなどポイントとなる部分にアクセントを加えています。気に入ったものをすべて取り入れるのではなく、全体のバランスを見ながら要素を絞る「引き算」の考え方が、統一感のある空間につながっています。


家庭用エアコンを活用した松尾式設計術

りょうた:

小栗材木店では「松尾式設計術」ということで、家庭用エアコン1台で家中を涼しくしたり、暖かくしたりすることに取り組んでいます。

一般的な全館空調システムのように何百万円もする設備を使わず、各部屋にエアコンを5台ほど設置する場合と比べても、設備費を抑えられます。

電気代や、将来エアコンを交換するときの費用も抑えられるというのがポイントです。


6畳用エアコンを使った小屋裏冷房

りょうた:

今はまだ残暑が厳しいので、小屋裏エアコンを入れています。

小屋裏に上がって見てみましょう。

こちらがエアコンです。

家庭用のエアコンで、今回はシャープ製の「エアレスト」を使っています。

空気清浄機能を備えたエアコン

りょうた:

エアレストは、空気清浄機の工業基準をクリアした空気清浄機能付きのエアコンです。

冷房を使わない秋や冬などは、送風モードで運転することで、全館空調をしながら家全体の空気清浄もできます。

そのため、各部屋にそれぞれ空気清浄機を置かなくてもいいという考え方です。

小屋裏エアコンも6畳用を採用

りょうた:

こちらも6畳用のエアコンです。

シューズクローゼットから戻ってきた空気をここで冷やして、各部屋に分配しています。

今回は小屋裏を縦長につくっています。

縦長にすることで効きやすくなるので、このお家では一番効きやすい形状にできたかなと思います。

間取りに合わせて小屋裏の形を設計

りょうた:

ただ、小屋裏エアコンありきで間取りをつくっているわけではありません。

まず間取りをつくって、そのあとに、その家に合った小屋裏の形を考えていきます。

なので、小屋裏の形は毎回変わります。

エアコンのメンテナンスもしやすい位置に

りょうた:

エアコンが低い位置にあるので、先ほどの床下エアコンと同じようにメンテナンスもしやすいです。

空気清浄機能のフィルターが付いているので、こちらは1年に1回、5,000円くらいかけて交換する必要があります。

ただ、各部屋に空気清浄機を置くことを考えると、比較的負担は抑えられるかなと思います。

家庭用エアコンを活用した夏の全館冷房

この住まいでは、6畳用の家庭用エアコンを小屋裏に設置し、各部屋へ冷気を分配しています。間取りを決めたあと、その住まいに合わせて小屋裏の形状を検討することで、家ごとに空調計画を調整しています。


5人家族の希望を31.5坪にまとめた平屋

りょうた:

今日、一通り見てきましたけど、いかがでしたか?

おぐみゆ:

5人家族のお家で31.5坪と最初に聞いたときは、正直ちょっと小さいのかなと思ったんですけど、実際に見てみるとすごくイメージがつきました。

りょうた:

コンパクトなので、掃除もしやすいですよね。

ルンバなどを使えば、普段からきれいな状態を保ちやすいと思います。

間取りを考えるときは、実際に住み始めてから「こういうふうに暮らしてもらえるんじゃないかな」というところまでイメージしながら考えています。

りょうた:

来月からお引っ越しされるということなので、また定期的に見に行って、実際の暮らしについても伺いたいなと思っています。

これからも建築予定のお家がいろいろあります。

最近は、2階建てで大きな吹き抜けのあるお家も上棟しました。

また面白いお家をご紹介できると思いますので、楽しみにしていただければと思います。

家族の希望を叶えながらコンパクトにまとめる間取り

5人家族だからといって、必ずしも大きな家が必要とは限りません。こちらの住まいでは、三姉妹それぞれの居場所やスタディコーナー、4畳のファミリークローゼット、納戸、造作洗面など、ご家族が希望する空間を取り入れながら31.5坪にまとめています。単純に床面積を小さくするのではなく、必要な場所には必要な広さを確保し、暮らし方に合わせて空間を有効に使うことがポイントです。


家族に必要な広さと暮らしやすさを考えた平屋づくり

今回ご紹介したのは、三姉妹と猫ちゃんが暮らす5人家族の31.5坪の平屋です。

約20畳のLDKを中心に、三姉妹が並んで使えるスタディコーナー、子ども部屋、4畳のファミリークローゼット、2畳の納戸、造作洗面など、ご家族の暮らし方に合わせた空間が設けられています。

また、冬は床下エアコン、夏は小屋裏エアコンを使用する冷暖房計画など、住宅性能と日々の暮らしやすさの両方が考えられています。

注文住宅の広さを考えるときは、「○人家族だから○坪」と数字だけで決めるのではなく、家族がどこで過ごし、何を収納し、どのような動線で生活するのかを考えることも大切です。

恵那市・中津川市・瑞浪市など東濃エリアで平屋や注文住宅をご検討の方は、今回の住まいも間取りや広さを考える際の参考にしてみてください。

小栗材木店では、家づくりに関するご相談や見学会のご案内も行っています。平屋の広さや間取り、住宅性能など、気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。