注文住宅の外壁選びで大切なのは初期費用だけではない
家の外観を大きく左右する「外壁」。色やデザインなど、見た目を重視して選びたくなる部分ですが、長く暮らす家だからこそ考えておきたいのが、将来のメンテナンスにかかる費用や手間です。
今回の動画では、小栗材木店がおすすめしている外壁材として、ガルバリウム鋼板・杉板張り・塗り壁の3種類をご紹介しています。実際に3種類すべてを採用しているモデルハウスを見ながら、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説しました。
さらに後半では、小栗材木店で採用している塗り壁の構造を模型で紹介。外壁の仕上げだけではなく、断熱性能まで考えた外壁づくりについても詳しくお話ししています。
注文住宅の外壁を何にするか迷っている方や、建てたあとのメンテナンスコストまで考えて外壁材を選びたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
動画では実際の外壁材や構造模型もご覧いただけます。
外壁選びでメンテナンスコストが変わる
りょうた:
今日は、家づくりで一番「ケチっちゃいけない」と思っている外壁についてお話ししていきます。
外壁に何を選ぶかによって、30年くらいで考えたときのメンテナンスコストが大きく変わってきます。
おぐみゆ:
外壁って、見た目も大事ですよね。
家の中は外からは分からないけど、外観は見えるので、きれいにしておきたいなという気はします。
りょうた:
もちろん、見た目もすごく大事です。
それと同じくらい考えてほしいのが、メンテナンスをどれだけ楽にできるかということです。
築年数が経った家で足場を組んで、外壁を塗り直しているのを見たことがある方もいると思います。
外壁材によっては、パネルとパネルの間に目地があって、そこに使われているコーキングが劣化してきます。そのため、外壁の塗装とあわせて定期的なメンテナンスが必要になってきます。
おぐみゆ:
外壁そのものだけじゃなくて、つなぎ目の部分もメンテナンスが必要なんですね。
りょうた:
そうなんです。
そのたびに足場を組んで、コーキングを打ち替えたり、外壁を塗り直したりすると費用がかかります。
だから小栗材木店では、できるだけメンテナンスの間隔を長くできる外壁材を選んでいます。
最初に何を選ぶかによって、長く暮らしたときのトータルコストがかなり変わってくると思います。
初期費用だけではなく将来のメンテナンスまで考えた外壁選び
外壁材を選ぶときは、建築時の価格だけでなく、将来どのようなメンテナンスが必要になるのかまで考えることがポイントです。メンテナンスの頻度や内容は、採用する製品や仕様、施工方法、周辺環境などによって異なるため、長期的な視点で比較することが大切です。
小栗材木店がおすすめする3種類の外壁材
りょうた:
今回、モデルハウスには小栗材木店がおすすめしている3種類の外壁材を全部使っています。
おぐみゆ:
3種類あるんですね。
りょうた:
はい。それぞれメリットや特徴が違うので、一つずつ紹介していきます。
ガルバリウム鋼板|スタイリッシュで継ぎ目が目立ちにくい外壁
りょうた:
まず一つ目が、こちらのガルバリウム鋼板です。
最近の家でもよく見かける外壁材で、スタイリッシュな外観になりやすいですね。
表面を見るとリブが入っていて、板同士を重ねて施工しています。
おぐみゆ:
重なっているところが、ほとんど分からないですね。
りょうた:
そうなんです。
リブの部分同士が合わさるようになっているので、継ぎ目が目立ちにくいんです。
こうした部分にコーキングを使わず施工できるのも特徴です。
それから、ガルバリウム鋼板は薄くて軽いので、外壁材を貼っても建物を重くしにくいというメリットがあります。
耐久性が高く、メンテナンスの負担を抑えやすいことに加えて、見た目もスタイリッシュなので、小栗材木店でもよく採用しています。
おぐみゆ:
デメリットはありますか?
りょうた:
金属なので、携帯電話の電波に影響する可能性があります。
すべての外壁をガルバリウム鋼板にすることもありますが、場合によっては携帯電話の電波が入りづらくなることもあるので、その点は知っておいていただきたいですね。
杉板張り|経年変化まで楽しめる自然素材の外壁
りょうた:
二つ目は杉板張りです。
こちらも板の継ぎ目に凹凸があって、差し込むように施工しています。
小栗材木店では、外観のアクセントとして使うことが多いですね。
おぐみゆ:
全部を板張りにする家もあるんですか?
りょうた:
あります。
好みは分かれますが、家全体を板張りにするお家もあります。
木の外壁というと耐久性が気になるかもしれませんが、古い家でも板張りの外壁が長く残っているものがあります。
ただ、木なので経年変化はあります。
今の色がずっと続くわけではなく、雨や日差しにさらされることで、だんだんシルバー系の色合いに変わっていきます。
おぐみゆ:
そこは好みが分かれそうですね。
りょうた:
そうですね。
色の変化が好きではない方には向かないかもしれません。
反対に、家全体を育てていくような感覚で、木の変化も楽しめる方にはおすすめできる外壁材だと思います。
塗り壁|外張り断熱と組み合わせた外壁
りょうた:
三つ目は塗り壁です。
モデルハウスでも、一番広い面積に使っています。
小栗材木店では「湿式外張り断熱」という方法を採用していて、建物の外側に断熱材を貼り、その上に下地をつくって、最後は左官屋さんに仕上げてもらっています。
おぐみゆ:
塗り壁だと、板を貼る外壁とは見た目もかなり違いますね。
りょうた:
そうですね。
下地となる断熱材には継ぎ目がありますが、その上から塗って仕上げていくので、外から見える仕上げ面には板材のような継ぎ目がありません。
左官屋さんがコテで仕上げるので、表面のパターンも選べます。
ムラのある感じが好きなのか、フラットな感じが好きなのか。色もいろいろあるので、好みに合わせて選んでもらっています。
おぐみゆ:
小栗材木店では、この塗り壁を一番おすすめしているんですか?
りょうた:
はい。
大きな理由は、外壁の耐久性だけでなく、断熱性能も上げられることです。
ガルバリウム鋼板や板張りは外壁の仕上げ材ですが、この塗り壁の仕様は外張り断熱と一体になっています。
外壁をつくりながら断熱性能も高められるところが大きなメリットなので、小栗材木店ではおすすめしています。
デザインだけでなく特徴の違いを知ることが外壁選びのポイント
ガルバリウム鋼板・杉板張り・塗り壁には、それぞれ異なる特徴があります。見た目の好みだけではなく、経年変化やメンテナンス、住宅性能との関係まで知ったうえで、自分たちの家づくりに合う外壁材を考えることがポイントです。
模型で見る塗り壁と外張り断熱の構造
りょうた:
先ほど紹介した、塗り壁と外張り断熱を組み合わせた壁がどういう構造になっているのか、模型を用意しました。
この白い部分が、外側に施工する断熱材です。
壁の内側にも断熱材があって、小栗材木店では内側に7.5cm、外側に5cm、合わせて12.5cmの断熱材が入る構成になっています。
おぐみゆ:
外側にも内側にも断熱材があるんですね。
りょうた:
そうですね。
これだけ断熱をすることで、熱を通しにくくして、光熱費を抑えることにもつながってきます。
おぐみゆ:
昔の家とはかなり違うんですか?
りょうた:
昔の家では断熱材が薄かったり、そもそもきちんと性能を発揮できるように施工されていなかったりするケースもありました。
断熱材は、ただ入っていればいいわけではなくて、きちんと施工されていることも大切です。
おぐみゆ:
この外側の断熱材の上に、そのまま塗り壁をつくっていくんですか?
りょうた:
まず断熱材を専用の部材とビスで固定して、その上からモルタル系の下地を塗ります。
さらに強度を高めるためにガラスメッシュを張り込んで、その上から下塗り、上塗りという形で仕上げていきます。
おぐみゆ:
結構、工程があるんですね。
りょうた:
そうですね。かなり手間をかけてつくっています。
この外壁の構成では、45分の防火認定も取得しています。
外側に発泡系の断熱材を使っているので「燃えやすいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、きちんと試験を受けた仕様になっています。
おぐみゆ:
外壁の仕上げだけではなくて、断熱や防火まで関係しているんですね。
りょうた:
そうですね。
外壁として長持ちすることに加えて、外側に5cmの断熱材をプラスできる。
そこが、この仕様を小栗材木店がおすすめしている理由です。
外壁と断熱を一緒に考える小栗材木店の塗り壁
小栗材木店では、建物の外側に断熱材を施工し、その上を塗り壁で仕上げる「湿式外張り断熱」を採用しています。外観の仕上げだけでなく、外側にも断熱材を施工することで、住宅の断熱性能を高められることが、この仕様の大きな特徴です。
長持ちする外壁材を選ぶことがトータルコストのポイント
今回の動画では、小栗材木店がおすすめするガルバリウム鋼板・杉板張り・塗り壁の3種類をご紹介しました。
外壁は、家の印象を大きく左右する部分です。しかし、注文住宅で長く暮らしていくことを考えると、建てるときの価格や見た目だけでなく、将来どのようなメンテナンスが必要になるのかまで考えて選ぶことが大切です。
小栗材木店では、初期費用だけで判断するのではなく、できるだけ長持ちし、将来のメンテナンスの負担を抑えられる外壁材を選ぶことをおすすめしています。
ガルバリウム鋼板は、軽量でスタイリッシュな外観に仕上げやすく、継ぎ目が目立ちにくいことが特徴です。杉板張りは、自然素材ならではの風合いがあり、年月とともに変化していく色合いも含めて楽しめる外壁です。塗り壁は、継ぎ目のない仕上がりや、色・表面のパターンを選べることが特徴です。
また、小栗材木店では、建物の外側に断熱材を施工し、その上を塗り壁で仕上げる「湿式外張り断熱」を採用しています。外側にも断熱材を施工することで、住宅の断熱性能を高められることがこの仕様の特徴です。
外壁材にはそれぞれ異なる特徴があり、どれが合うかは、求めるデザインや経年変化に対する考え方、メンテナンスなどによっても変わります。
「どの外壁が一番安いか」だけではなく、耐久性・メンテナンス・デザインを比較し、採用する仕様によっては断熱性能との関係まで考えることが、長く暮らす注文住宅の外壁選びのポイントです。
実際の外壁材や構造を見ながら家づくりを考えたい方へ
今回ご紹介した3種類の外壁材は、小栗材木店のモデルハウスで実際にご覧いただけます。
動画に登場した塗り壁と外張り断熱の構造模型もモデルハウスに置いているため、「湿式外張り断熱って実際にはどうなっているの?」「壁の中にはどのように断熱材が入っている?」という疑問も、実物を見たり触ったりしながらご確認いただけます。
外壁は完成すると表面しか見えませんが、家づくりでは、その内側がどのようにつくられているのかも大切です。
恵那市・中津川市・瑞浪市など東濃エリアで注文住宅をご検討中の方や、外壁選び、高気密高断熱の家づくりについて詳しく知りたい方は、小栗材木店へご相談ください。


