注文住宅のキッチン選びで後悔しないために。まず知っておきたいポイント
「キッチンはメーカー選びが一番大事」と思っていませんか?
注文住宅を計画すると、多くの方が楽しみにされるのがキッチン選びです。
毎日使う場所だからこそ、「おしゃれなキッチンにしたい」「使いやすいキッチンにしたい」と考える方は多いでしょう。
一方で、メーカーやデザイン、設備など選択肢が多く、
「何から決めればいいの?」
「どのメーカーが自分たちに合っているんだろう?」
と悩まれる方も少なくありません。
今回の記事では、小栗材木店のYouTubeでお話しした内容をもとに、注文住宅で後悔しないキッチン選びのポイントについてご紹介します。
キッチン選びは「メーカー」だけで決めないことが大切
注文住宅の打ち合わせでは、
「どのメーカーがおすすめですか?」
というご質問をいただくことがよくあります。
もちろんメーカーごとに特徴はありますが、それ以上に大切なのは、ご家族の暮らし方や好みに合ったキッチンを選ぶことです。
おぐみゆ:
キッチンって、やっぱりメーカーによってかなり違うんですか?
りょうた:
それぞれ得意な部分はありますが、「どのメーカーが一番良い」というよりも、ご自身が何を重視するかで選ぶのがおすすめです。
例えば、
- デザイン性を重視したい
- 掃除のしやすさを優先したい
- 収納力を重視したい
- 価格とのバランスを考えたい
など、ご家庭によって重視するポイントはさまざまです。
だからこそ、メーカーの知名度だけで選ぶのではなく、「自分たちがどんな暮らしをしたいのか」を考えながら選ぶことが大切になります。
キッチンの価格は「色」や「面材」でも変わる
意外と知られていませんが、同じキッチンでも選ぶ色や面材によって価格が変わることがあります。
おぐみゆ:
色を変えるだけでも値段が変わるんですか?
りょうた:
そうなんです。グレードによってコーティングやシートの種類が変わるので、耐久性にも違いが出てきます。
例えば、
- 標準仕様のシート
- 高級グレードのシート
- ステンレス
- ホーロー
- 無垢材
など、素材によって見た目だけでなく、傷の付きにくさやお手入れのしやすさも変わってきます。
面材はデザインだけでなく耐久性もチェック
キッチンは毎日使う場所だからこそ、見た目だけではなく耐久性やメンテナンス性も大切です。
おぐみゆ:
色だけで決めてもいいのかなと思っていました。
りょうた:
もちろん好みも大切ですが、素材によって長持ちしやすさやお手入れのしやすさが変わってきます。そこも一緒に考えると、後悔しにくいですよ。
例えば、
- 水や汚れに強い素材
- 傷が付きにくい素材
- 経年変化を楽しめる素材
など、それぞれ特徴があります。
毎日使うキッチンだからこそ、デザインと機能性のバランスを考えながら選ぶことが大切です。
ガスコンロとIH、どちらを選ぶべき?
キッチン選びで多くの方が悩まれるのが、「ガスコンロ」と「IHクッキングヒーター」のどちらを選ぶかということです。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、「こちらが正解」というものではありません。大切なのは、ご家族の暮らし方や料理のスタイルに合ったものを選ぶことです。
おぐみゆ:
ガスコンロとIHって、どちらがおすすめですか?
りょうた:
よく聞かれる質問ですね。基本的には、お手入れのしやすさからIHを選ばれる方が多いです。小栗材木店でも、オール電化でIHを採用されるケースが主流ですね。
IHのメリットは「掃除のしやすさ」と「快適性」
IHはフラットな天板なので、調理後にサッと拭くだけでお手入れができます。
五徳がないため油汚れも溜まりにくく、毎日の掃除がとても楽なのが魅力です。
さらに、IHは鍋そのものを加熱する仕組みのため、ガスコンロのように周囲の空気まで熱くなりません。
おぐみゆ:
夏場の料理って暑くて大変ですよね。
りょうた:
そうなんです。IHは空間まで熱くなりにくいので、夏でも比較的快適に料理ができます。高気密・高断熱住宅では、その違いをより感じやすいですね。
IHがおすすめな方
- 掃除をできるだけ楽にしたい
- オール電化を考えている
- 夏でも快適に料理をしたい
- 小さなお子さまがいるご家庭
ガスコンロならではの魅力もある
一方で、料理好きの方からはガスコンロを選ばれるケースも少なくありません。
おぐみゆ:
やっぱり料理が好きな方はガスを選ばれるんですか?
りょうた:
そうですね。「鍋を振りたい」「火加減にこだわりたい」という方は、ガスコンロを希望されることが多いですね。こちらからおすすめするというより、お客様のこだわりとして選ばれる印象です。
ガスコンロは直火ならではの調理感があり、特に炒め物や魚料理では仕上がりの違いを感じるという方もいらっしゃいます。
また、近年のガスコンロは安全性や清掃性も大きく向上しており、
- 五徳が外しやすい
- 汚れが落としやすい
- 安全機能が充実している
など、以前より使いやすくなっています。
災害時という視点で考えると?
実は、災害時という視点ではガスコンロにもメリットがあります。
おぐみゆ:
災害のことまで考えると、どちらが安心なんでしょう?
りょうた:
火災リスクという点ではIHが安心ですが、プロパンガスを利用している場合は、停電時でも使える可能性があります。ライフラインという意味ではガスの強みですね。
高気密・高断熱住宅では、ガスコンロを使うことで室内が暖まりやすいという特徴もあります。
もちろん、それだけで選ぶものではありませんが、家づくり全体を考えたときの一つの判断材料になるでしょう。
食洗機は「入れる・入れない」から考えよう
キッチン設備の中でも、近年ご相談が増えているのが食洗機です。
「食洗機は必要?」
「国産と海外製、どちらがいい?」
と悩まれる方も多くいらっしゃいます。
おぐみゆ:
食洗機も種類がたくさんありますよね。
りょうた:
そうですね。まずは「付けるかどうか」、その次に国産か海外製か、フロントオープンにするかなどを考えていきます。
国産と海外製、それぞれの特徴
近年はフロントオープンタイプの食洗機も人気です。
これまでは海外メーカーが中心でしたが、現在は国内メーカーでもフロントオープンタイプが登場し、選択肢が広がっています。
おぐみゆ:
海外製と国産では、どんな違いがあるんですか?
りょうた:
海外製は自然乾燥が基本ですが、国産は温風乾燥を採用しているものが多いですね。それぞれメリットがあります。
海外製食洗機
- 大容量でまとめ洗いしやすい
- 自然乾燥で電気代を抑えやすい
- 長く使われている実績がある
国産食洗機
- 温風乾燥でしっかり乾きやすい
- 日本の生活スタイルに合わせた設計
- 操作しやすい機種が多い
それぞれに特徴があるため、「どちらが優れている」というよりも、ご家庭の使い方に合わせて選ぶことが大切です。
キッチン選びで一番大切なのは「メーカー」ではなく「キッチンの形」
ここまで、ガスコンロやIH、食洗機についてご紹介してきましたが、実は家づくりで最も重要なのは「どのメーカーを選ぶか」ではありません。
毎日の使いやすさを大きく左右するのは、キッチンそのものの「形」です。
料理をしながら家族と会話を楽しみたいのか、作業効率を重視したいのかによって、最適なレイアウトは変わってきます。
おぐみゆ:
キッチン選びというと、メーカーばかり気になっていました。
りょうた:
そう思われる方は多いですね。でも実際には、どのメーカーを選ぶかよりも、どんな形のキッチンにするかの方が暮らしやすさに大きく影響します。
代表的なキッチンのレイアウト
注文住宅で採用されることが多いキッチンには、いくつかの種類があります。
アイランドキッチン
キッチンが壁から独立し、四方から出入りできるレイアウトです。
開放感があり、家族や友人と一緒に料理を楽しみたい方に人気があります。
一方で、広いスペースが必要になるため、間取りとのバランスを考えることも大切です。
ペニンシュラキッチン
片側が壁に接している対面キッチンです。
アイランドキッチンよりも省スペースで設置しやすく、現在の注文住宅では採用されることが多いレイアウトです。
壁付けキッチン
キッチンを壁に向けて配置する昔ながらのスタイルです。
リビングやダイニングを広く使えることや、作業に集中しやすいというメリットがあります。
最近では対面キッチンが人気ですが、限られたスペースを有効活用したい方には壁付けキッチンも選択肢の一つです。
暮らし方に合ったキッチンを選ぶことが大切
キッチンには、それぞれ異なる特徴があります。
例えば、
- お子さまの様子を見ながら料理をしたい
- 家族と会話を楽しみたい
- 料理に集中できる空間がほしい
- 配膳や片付けをスムーズにしたい
など、暮らし方によって使いやすいレイアウトは変わります。
おぐみゆ:
おしゃれだからアイランドキッチンにしたい、という選び方だけではダメなんですね。
りょうた:
もちろんデザインも大切ですが、毎日使う場所なので、実際の生活をイメージしながら選ぶことをおすすめしています。
おぐみゆ:
りょうたさんならどんなキッチンをおすすめしますか?
りょうた:
メーカーにこだわるというよりも、まずは暮らし方に合ったレイアウトを考えることですね。そのうえで設備やデザインを選んでいくと、後悔しにくいと思います。
家づくりでは、SNSやカタログで気に入ったキッチンを見つけることも多いですが、本当に大切なのは「毎日の暮らしに合っているかどうか」です。
ショールームで実際に高さや動線を確認したり、ご家族で使い方をイメージしたりすることで、自分たちにぴったりのキッチンが見えてきます。
まとめ
注文住宅のキッチン選びでは、デザインやメーカーだけに目を向けるのではなく、暮らし方に合わせて考えることが大切です。
今回ご紹介したポイントをまとめると、
- キッチンメーカーにはそれぞれ特徴がある
- 面材はデザインだけでなく耐久性も確認する
- ガスコンロとIHはライフスタイルに合わせて選ぶ
- 食洗機は使い方に合ったタイプを選ぶ
- 最も重要なのは「キッチンの形」と生活動線
これから何年、何十年と使い続ける場所だからこそ、見た目だけではなく、使いやすさや暮らしやすさまで考えたキッチン選びをおすすめします。
家づくり・キッチン選びのご相談は小栗材木店へ
小栗材木店では、岐阜県恵那市を中心とした東濃エリアで、高気密・高断熱、自然素材、パッシブ設計を取り入れた注文住宅をご提案しています。
キッチン選びについても、「どのメーカーがいいか」という視点だけではなく、ご家族の暮らし方や将来のライフスタイルまで考えたご提案を大切にしています。
「自分たちにはどんなキッチンが合うんだろう?」
「ショールームを見る前に相談してみたい」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、今回ご紹介した内容はYouTubeでも詳しく解説しています。
動画では実際の対談を通して、今回ご紹介した内容をより分かりやすくお話ししていますので、ぜひあわせてご覧ください。
家づくりは、一つひとつの選択の積み重ねです。
毎日の暮らしがもっと楽しく、もっと快適になるように、ご家族にぴったりのキッチンを一緒に見つけていきましょう。


