エアコン1台で家中を
暖かく涼しく保てる断熱性

HEAT20 G2グレード
UA値 0.34 W/㎡K

日本の住まいの断熱性能を表すには、国が品確法で定めている「断熱性能等級」と、民間団体が設定している「HEAT20」という基準が主に用いられます。

既存住宅のほとんどが断熱等級3以下という現状を改善するため、国は2025年以降に新築する住宅に対し、断熱等級4以上を義務化する方針です。

小栗材木店では断熱等級6~7、HEAT20ではG2グレードを水準としています。高断熱化することによって割増となる建築費と、節約できる電気代のコストバランスをシミュレーションした結果、この水準がもっともバランスが良いと考えるからです。

恵那エリアの断熱等級

ちぐはぐな断熱は無意味
コスパ良く性能UP

次の絵で、コストパフォーマンス良く暖がとれているのはBとDです。BにするかDにするかは予算の違いですが、同じ予算でもAのようにバランスが悪かったり、Cのように使用方法が適切でないと暖かさは感じられません。

同じように、家を暖かくするためには「バランス」と「適切な施工」がとても重要です。壁ばかり厚い断熱材を入れたり、窓だけを高性能にしても意味がありません。また、それらを現場でいかに隙間なく(高気密に)施工できるかが重要です。

小栗材木店では専用のシミュレーションソフトを使用し、お施主様のご予算に収まる最もコストパフォーマンスが高い材料の組合せをご提案しています。また、気密性を表すC値は、高気密と言われる1.0の性能を大幅に上回る、0.2㎠/㎡を基準としています。

予算と断熱

外壁の内側と外側
両方にダブルの断熱材

外壁の内側には現場発泡ウレタンフォームを充填。2種類の液体を同時に吹き付けることでモクモクと発泡し、柱と柱の間に隙間なく詰まります。数秒で硬化し、一度硬化すると柔らかく戻ることはありません。

面材の外側には板状のポリスチレンフォーム(発泡スチロール)を付加します。この上にサイディングを重ねて仕上げることも可能ですが、小栗材木店では意匠性を高めるために塗り仕上げとすることが多いです。

塗り仕上げは1棟1棟職人が手作業で行うため、味のある、世界に唯一無二の表情をつくりだします。

窓、換気、気密、全方位で
断熱性・気密性を確保

窓(開口部)
壁よりも熱が逃げやすい窓。住宅の断熱性能を高めるために、窓の対策が最優先となります。当社では、業界最高レベルの断熱性能をもつ窓を採用しています。熱伝導を抑えるアルゴンガスが注入されたトリプルガラス、熱を通しにくい樹脂フレーム、さらにガラスの表面にはLow-Eという特殊な金属膜が貼られています。

換気
室内の温度を保ちつつ屋外の空気と入れ替える「第一種熱交換換気」を採用。冷暖房した熱エネルギーを効率的に活用するため、環境にも家計にも優しい住まいです。

気密
現場では部材と部材の隙間に断熱欠損ができないように、細かい部分まで丁寧に作業をします。家1棟あたり、証明写真1枚分の面積にも満たないぐらいまで隙間を埋めます。

高断熱住宅のポイント
高断熱な住まいは吹抜けやリビング階段でも暖かい
高断熱住宅のリビング
1台のエアコンで家中空調できるのでインテリアを損ねない
高断熱住宅の水回り
洗面室やクローゼットなどの非居室も常に快適な室温
高断熱住宅の寝室
冬でも薄手の布団で寝られる暖かさ

30年後を見据えた
トータルコスト

小栗材木店のシミュレーションでは、建築費に加え毎月どの程度の冷暖房費が必要になるかを算出し、30年分のトータルコストとして検証します。30年という数字は、多くの建て主は30~35年という年数でローンを組むからです。

そして電気代は少なく見積もっても年率3%程度で上昇しているので、この上昇も見込んだうえで検証を行うと、建築費と冷暖房費のバランスにおいて、もっとも費用対効果が高くなるのがG2レベルの水準なのです。

HEAT20-G2の性能があれば、東濃エリアなどの省エネ地域区分の5地域で光熱費を抑えながらエアコン1台or2台による全室冷暖房が十分に達成可能になります。

断熱等級ごとのコストパフォーマンス

健康と断熱の密な関係

小栗材木店が高断熱かつ全館空調の家にこだわる理由の一つに、健康面でのメリットがあります。

厚生労働省の人工動態統計をはじめ、寒い季節と死亡率の関係や、住宅の温熱環境とそこに住む人の健康改善度についての統計よると、ヒートショックをはじめ、全ての疾病において冬季のほうがリスクが高くなることが分かっています。

さらに意外なことに、疾病だけでなく家庭内事故や外傷においても冬のほうがリスクが高くなります。これは、寒い季節に行動範囲が狭まり運動不足になることや、厚着をして転倒や可動域の低下、さらには衣服への引火(火災)などの原因が挙げられています。

「脱衣室の温度が2℃上昇すると介護期間が4年短縮できる」という慶応大学の研究発表もあります。実際に自分や身内の介護期間が4年縮まるとしたら、いくらの価値があるでしょうか。その費用を住宅の高断熱化に当ててもお釣りがくるのではないでしょうか。

出典:厚生労働省 人口動態統計

Passive Design

パッシブ設計

Air Conditioning

全館空調

Structural Strengthg

耐震性能

シミュレーション

Simulation

シミュレーション

Pick Up!

小栗材木店の高性能住宅は
松尾式住宅設計術にもとづいています。

当社では「賢く無駄なく、高性能な家づくり」をモットーとする、エコ住宅の第一人者、松尾和也先生(一級建築士)の設計術を踏襲しています。これからも小栗材木店の技術向上のために精進して参りたいと思います。