【換気システム】第一種換気 熱交換換気 室内の暖かさ・涼しさを損なわずに、空気の入れ替えが可能

高気密高断熱住宅では「換気」がとても重要

高気密高断熱住宅というと、「断熱材」や「窓」の性能に注目される方が多いかもしれません。

しかし、快適で健康的な住まいを実現するためには、どのような換気システムを採用するかも非常に重要なポイントです。

今回は、小栗材木店が家づくりの「8つのこだわり」の一つとして大切にしている換気システムについてご紹介します。

この記事では、

  • 第一種換気と第三種換気の違い
  • 小栗材木店が第一種熱交換換気を採用している理由
  • 熱交換換気の仕組み
  • 光熱費や室内環境へのメリット

について、りょうたとおぐみゆの対談形式でわかりやすく解説します。

動画でも詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。


第一種換気と第三種換気の違いとは?

りょうた:

今回は「8つのこだわり」の中から、換気についてご説明したいと思います。

小栗材木店では、第一種換気の熱交換換気システムを採用しています。

おぐみゆ:

換気システムって、いろいろ種類があるんですか?

りょうた:

はい。

一般的に換気システムには第一種換気・第二種換気・第三種換気の3種類があります。

ただ、住宅で使われるのは主に第一種換気と第三種換気です。第二種換気は、手術室やクリーンルームのような特殊な施設で採用されることが多く、住宅ではほとんど使われません。

おぐみゆ:

第一種換気と第三種換気は、何が違うんですか?

りょうた:

大きな違いは、空気を出し入れする方法です。

第三種換気は、排気側だけにファンが付いていて、排気を機械で行います。一方で、外から入ってくる空気は自然に取り込む仕組みです。

それに対して第一種換気は、給気と排気の両方を機械でコントロールします。室内に取り込む空気も、外へ排出する空気も機械で管理するのが特徴です。

住宅では第一種換気と第三種換気が主流です。

第一種換気は給気・排気の両方を機械で行い、第三種換気は排気のみを機械で行います。それぞれに特徴がありますが、高気密高断熱住宅では、室内環境や冷暖房効率を考慮して第一種熱交換換気が採用されるケースもあります。


小栗材木店が第一種熱交換換気を採用する理由

おぐみゆ:

どうして小栗材木店では第一種換気を採用しているんですか?

りょうた:

理由は、熱交換換気ができるからです。

第一種換気には、熱交換機能が付いたタイプがあります。小栗材木店でも、この熱交換換気を採用しています。

仕組みとしては、室内から排出する空気と、外から取り込む新鮮な空気が熱交換素子の中ですれ違います。

このとき、空気そのものが混ざるのではなく、熱だけを受け渡すことで、室内で暖めた空気や冷やした空気のエネルギーを無駄にせず換気ができます。

例えば冬なら、室内の暖かい空気の熱を外から入る冷たい空気へ移してから取り込むため、冷たい空気がそのまま室内へ入ってくるわけではありません。

熱交換換気は、快適さと省エネを両立する仕組みです。

換気は健康な暮らしに欠かせませんが、暖めた空気まで外へ逃がしてしまうと冷暖房効率が下がります。熱交換換気は、換気をしながら室内の熱を有効活用できることが大きな特徴です。


熱交換換気だから冷暖房効率が高まる

おぐみゆ:

熱交換換気だと、暖房や冷房にもいい影響があるんですね。

りょうた:

そうなんです。

例えば冬なら、暖房で暖めた室内の空気をそのまま外へ捨ててしまうのはもったいないですよね。

第三種換気では、暖めた空気をそのまま排気し、新しい外気を取り込むことになります。

一方、小栗材木店で採用している熱交換換気では、排気する空気の熱を回収してから新鮮な空気を取り込むため、暖房でつくった熱を無駄にしにくくなります。

おぐみゆ:

暖めた空気を有効活用できるんですね。

りょうた:

はい。

小栗材木店で採用している換気システムでは、排気する空気の熱を約9割回収できます。

そのため、冬は暖房、夏は冷房の負担を抑えやすくなり、冷暖房効率の向上にもつながります。

熱交換換気は冷暖房の効率アップにもつながります。

換気は24時間必要ですが、室内で暖めたり冷やしたりした空気をそのまま捨ててしまうと、冷暖房設備はその分余計に働かなければなりません。熱交換換気は排気の熱を活用することで、快適な室内環境と省エネの両立を目指せる換気システムです。


第一種換気は湿度もコントロールしやすい

おぐみゆ:

熱だけじゃなくて、湿度にも違いがあるんですか?

りょうた:

あります。

小栗材木店で採用している第一種熱交換換気は、熱だけでなく湿気も交換してくれます。

第三種換気では、夏は湿気の多い外気がそのまま入りやすく、冬は乾燥した外気をそのまま取り込むことになります。

一方、熱交換換気では熱とあわせて湿気も交換するため、夏は湿気を抑えやすく、冬は乾燥をやわらげやすいのが特徴です。

おぐみゆ:

一年を通して過ごしやすい室内環境になりそうですね。

りょうた:

そうですね。

もちろん季節や天候によって室内環境は変わりますが、湿度をコントロールしやすくなることで、より快適な住環境づくりにつながります。

湿度まで考えた換気システムが快適な暮らしにつながります。

室内の快適性は温度だけではなく湿度も大切です。熱交換換気は、冷暖房効率だけでなく湿度環境にも配慮できるため、一年を通して快適な住まいづくりに役立ちます。


換気システムは性能だけでなく特徴を知って選ぶことが大切

おぐみゆ:

第一種換気なら、メリットがたくさんあるんですね。

りょうた:

そうですね。

ただ、第三種換気にもメリットがあります。

例えば、第一種換気は熱交換器や給気・排気の両方にファンが付くため、設備が少し大掛かりになり、その分導入コストは高くなります。

おぐみゆ:

やっぱり設備が増える分、費用もかかるんですね。

りょうた:

はい。

ただ、最近は電気代も上がっていますので、熱交換換気によって冷暖房費を抑えられるメリットも大きくなっています。

初期費用だけではなく、住み始めてからのランニングコストまで含めて考えると、第一種熱交換換気を選ぶ価値は十分あると考えています。

住宅設備は初期費用だけで判断しないことが大切です。

導入コストだけを見ると第三種換気の方が安価ですが、冷暖房効率や室内環境、住み始めてからの光熱費も含めて考えると、長期的な満足度につながる選択がしやすくなります。


家づくりでは換気システムにも注目してみましょう

今回ご紹介したように、換気システムには第一種換気と第三種換気があり、それぞれ特徴があります。

小栗材木店では、高気密高断熱住宅の性能を十分に活かし、一年を通して快適に暮らしていただくために、第一種熱交換換気を採用しています。

家づくりでは間取りや設備に目が向きがちですが、毎日24時間動き続ける換気システムも、住み心地を左右する大切な設備の一つです。

これから注文住宅を検討される方は、ぜひ工務店へ「どんな換気システムを採用しているのか」「その理由は何か」を聞いてみてください。きっと家づくりへの理解がさらに深まるはずです。


快適な住まいづくりは見えない性能にもこだわることが大切です

小栗材木店では、高気密高断熱や自然素材だけでなく、換気システムを含めた住宅全体の性能バランスを大切にしています。

完成見学会や家づくり相談会も随時開催しています。ぜひ実際の住まいで快適な空気環境をご体感ください。

また、今回ご紹介した内容はYouTubeでも詳しく解説しています。動画もあわせてご覧いただき、家づくりの参考にしていただければ幸いです。