リフォームはどこから始める?快適・省エネにするための優先順位を解説
家のリフォームを考えたとき、「古くなった床をきれいにしたい」「寒いお風呂を何とかしたい」など、気になるところはいくつも出てきます。
リフォームには、古くなった部分をきれいにするという目的だけでなく、今の住まいをより快適で省エネな環境にするという考え方もあります。
すべて一度にリフォームできれば理想的ですが、実際には予算とのバランスを考える必要があります。そこで大切になるのが、どこからリフォームするかという優先順位です。
今回の動画では、松尾設計室の松尾先生の記事を参考にしながら、住まいを快適・省エネにするためには、どこからリフォームすると効果的なのかをお話ししています。
限られた予算の中で、どのリフォームから検討すればいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
リフォームは「どこから手をつけるか」が大切
りょうた:
お家づくりとかリフォームって、皆さん何度も経験するものではないので、何からやればいいのかわかりにくいと思うんですよ。
普段の買い物だったら、「これは買って失敗したな」とか「これは良かった、コスパがいいな」とか、経験からだんだんわかってきますよね。
例えば防寒具なら、寒いときにはダウンを着たり、マフラーを巻いたりすると思います。
でも、まだTシャツと短パンなのに、最初にマフラーだけ巻く人はあまりいないですよね。
おぐみゆ:
そうですね。
りょうた:
最初は暖かいズボンを履いたり、ダウンジャケットを着たりして、それからマフラーや手袋という順番があると思います。
でも、「リフォームで断熱性を高めて快適にしたい」となったときに、その優先順位を自分でつけられるかというと、ちょっと難しいんじゃないかなと思います。
今回は松尾先生の記事を参考にしながら、僕なりにまとめてお伝えしていきます。
限られた予算を効果的に使うための優先順位
リフォームでは、気になるところをすべて一度に工事できるとは限りません。見た目をきれいにするだけではなく、快適性や省エネ性を高めたい場合には、「何をするか」とあわせて「何からするか」を考えることが大切です。
まず優先したいのは窓のリフォーム
りょうた:
結論、優先順位としてはまず窓から強化しましょう。
今回参考にしている資料では、1999年の省エネ基準レベルの住宅で、それぞれの部位からどれくらい熱が逃げているのかが示されています。
その中でも窓から逃げる熱の割合が大きいので、まずは弱点になっている窓を補強してあげたいということです。
今は「内窓」というものが比較的手軽につけられます。
既存の窓があると思うんですけど、その内側にもう一つ窓をつける方法です。
おぐみゆ:
あれ、内窓っていうんですか?
なんかホテルか何かで見たことあります。
りょうた:
外に行こうと思ったら、もう一個まだある、みたいな感じですよね。
もともとが1枚のガラスだったとしても、内側にもう一つ窓をつけることでガラスが増えますし、窓と窓の間にも空気の層ができます。そこも断熱になるので、すごく効果が高いです。
既存の窓を大きく壊さなくていいので、比較的取り入れやすい方法でもあります。
熱の出入りが大きい窓の見直し
今回参考にしている住宅では、窓は熱の出入りが特に大きい部分として示されています。そのため、快適性を高めるリフォームでは、まず窓から見直すという考え方があります。内窓は、既存の窓を大きく壊さずに設置しやすいのも特徴です。また、内窓などの省エネリフォームには、国の補助制度を利用できる場合があります。補助制度は時期によって対象となる工事や条件、補助額などが変わるため、検討する際には利用できる制度も確認しておくとよいでしょう。
屋根と床の断熱で住まいの寒さを改善
りょうた:
次は屋根と床ですね。
資料を見ると、窓と比べて屋根や床から逃げる熱の割合は小さいので、「別にやらなくてもいいんじゃない?」と思ってしまうかもしれません。
でも、ここを改善することで、住まいの隙間から出入りする空気を抑えることにもつながります。
冬に床が冷たいと、エアコンを強くかけると思うんですけど、暖かい空気は上に逃げていきます。
上から暖かい空気が逃げると、その分、床側の隙間から冷たい空気が入ってきます。
床下に設備があったりすると、ちょっとできなかったりもします。
業者さんも潜って作業するので、断られる場合もあります。そこは事前に「できますか?」という確認が必要かなと思います。
できれば、かなり効果は高いです。
屋根・床の断熱は施工条件の確認が重要
屋根や床も、住まいの快適性を高めるうえで見直したい部分です。特に床下は、設備の位置やスペースなど既存住宅の状態によって施工できるかどうかが変わるため、事前に確認したうえで検討することが大切です。
給湯器の交換で省エネにつなげる
りょうた:
次は、快適性とはちょっと関係なくて、電気代のところですね。
いわゆる電気温水器っていうものがあったんですよ。大きなタンクで、電気でお湯を沸かすものです。
これをエコキュートに変えるという方法があります。
エコキュートはエアコンと一緒で、空気の熱を取り出してお湯を沸かす仕組みなんですね。
電気温水器などを使っている場合は、給湯器を見直すことで、給湯に使うエネルギーを抑えることにもつながります。
省エネにつながる給湯設備の見直し
給湯器の交換は、窓や屋根・床のように室内の寒さを直接改善するリフォームとは異なりますが、家庭で使うエネルギーを抑えるという点で検討したい部分です。エコキュートなどの高効率給湯器への交換についても、国の補助制度を利用できる場合があります。動画でも給湯器の交換に補助金が使えることに触れていますが、対象となる設備や補助額、予算などは制度によって異なるため、その時点で利用できる制度を確認することが大切です。
寒い浴室はユニットバスへのリフォームを検討
りょうた:
あとはユニットバスですね。
昔は、コンクリートやブロックを積んだところにタイルを貼ったお風呂が多かったんですよ。
おぐみゆ:
その時代に生きてたんですか(笑)。
りょうた:
今でも在来のそういうお風呂は多いので、ほかが暖かくなったとしても、お風呂に入った瞬間に「寒い」となってしまいます。
おぐみゆ:
ヒートショック、よく聞きますね。
りょうた:
今のメーカーのユニットバスだと、断熱材が入っているものがあります。
ものすごく断熱性能が高いというわけではないですけど、既存の寒いお風呂と比べるとかなり違うので、変えていただくだけでも変わってくるかなと思います。
少し手間がかかるので、ランクとしては4番目になっています。
ただ、かなり危険なところでもあるので、やってほしいなと思うところですね。
浴室の寒さを改善するための選択肢
昔ながらのタイル張りの浴室は、冬場の寒さが気になりやすい場所です。ユニットバスへの交換は解体などを伴うため工事の規模は大きくなりますが、浴室の寒さを改善する方法の一つです。予算やほかのリフォームとの優先順位も考えながら検討します。
壁の断熱は予算とのバランスを考える
りょうた:
最後は壁の断熱強化ですね。
壁の断熱強化は、やっぱりお金がかかるんですよ。
今の壁の上から、外側から張っていくような方法もありますけど、それでも費用は大きくなります。
予算がある方はやってもらうと、やっぱり全然違うと思います。
でも、最初にここをやってしまうと、ほかのところができなくなってしまうので、まずはほかの部分からやってもらった方がいいのかなと思います。
住まい全体で考えるリフォーム費用の配分
壁の断熱も快適性を高めるための選択肢ですが、工事費用が大きくなりやすい部分です。壁だけに予算をかけることで、窓や屋根・床、給湯器、浴室などのリフォームができなくならないよう、住まい全体を見ながら予算を配分することがポイントです。
すべてを一度にリフォームしなくてもいい
おぐみゆ:
実家って寒いんですよ。
この間、久々に子どもを連れて帰ったときに、すごくウェルカムなのに、子どもが……。親にも申し訳ないし、子どもにも申し訳ないと思いました。
りょうた:
お孫さんに喜んで来てもらえる家にするためにもそうですし、ご本人たちのためにも、長生きしてほしいですからね。
光熱費にお金をかけ続けるのか、リフォームにお金を使いながら快適にしていくのか、というところも考えてもらえたらと思います。
「うちだったら、この予算でどれぐらいできますか?」という相談でもいいと思います。
全部はできなくても、「この部屋だけやろう」とか「ここだけでも変えよう」ということでも変わってきます。
できるところから始めるリフォームの考え方
リフォームは、住まい全体を一度に工事することだけが選択肢ではありません。今の暮らしで特に困っているところや、予算の中で効果が期待できるところから部分的に取り組む方法もあります。
限られた予算で快適な住まいに近づけるリフォームの考え方
今回の動画では、住まいを快適・省エネにするためのリフォームについて、まずは熱の出入りが大きい窓から見直し、屋根や床の断熱、給湯器や浴室の交換へと、予算に合わせて優先順位を考えていくことをご紹介しました。
壁の断熱も住まいの快適性を高める方法の一つですが、費用が大きくなりやすいため、限られた予算の中では、まずほかの部分から取り組むという考え方もあります。
大切なのは、決められた順番どおりにリフォームすることではありません。
住まいの状態や現在困っていること、これからの暮らし方、そして予算を踏まえながら、どこに手を入れるとより効果的なのかを考えることが重要です。
住まいの状態と予算に合わせた優先順位が重要
見た目をきれいにするだけでなく、毎日の寒さや暑さ、光熱費などにも目を向けることで、これからの暮らしをより快適にするためのリフォームにつながります。住まいの状態を確認しながら、限られた予算をどこに使うと効果的なのかを考えることが大切です。
恵那市周辺でリフォームをご検討の方へ
「家が寒いけれど、どこから直せばいいかわからない」「この予算なら、どこまでリフォームできる?」といった疑問は、現在のお住まいの状態によって答えが変わります。
小栗材木店では、恵那市をはじめ、中津川市・瑞浪市など東濃エリアで、リフォームや家づくりのご相談を承っています。
住まいの状態やご予算、現在困っていることを伺いながら、必要なリフォームを一緒に考えていきます。
すべてを一度に工事するのではなく、「この部屋だけ」「まずはこの部分から」というリフォームも選択肢の一つです。
リフォームの優先順位や、今のお住まいでどのような工事ができるのか気になる方は、お気軽に小栗材木店へお問い合わせください。


