【土地と家の関係】地震に強い土地ってどんな土地?


家づくりにおいて、土地の環境にあった家を建てることが住み心地の良い家を作るための大切なポイントです。

家を建てる時に土地選びの参考の一つとして大切な地盤のお話です。

被害の多くの原因は地盤

地震大国と呼ばれる日本、ここ数十年各地で震災に見舞われています。

2011年に起きた東日本大震災では、日を追うにつれ、各地で崖崩れや液状化など地盤に起因する被害が明らかになりました。

敷地選びの段階からその土地の地盤の性状をチェックしたいものです。

このような地震時に問題になる要注意な地盤の弱点には主に4つあります。

①切土と盛土が混在

*もともとの地盤を欠き取ること=切土、もともとの地盤に土を盛ること=盛土

切土と盛土が混在している土地では、地震時に揺れ方が異なるため、建物にねじれが生じやすいです。

②不安定な擁壁と盛土地盤

盛土が多いと土地の重さで地盤沈下が起こりやすい傾向があります。

③地下水位の高い地盤

地震によって水位が下降上昇し、建物の沈下や浮き上がりが起こることがあります。

⓸砂質地盤

地震によって地盤が液体化してしまう『液状化現象』が危惧されます。

地形と地盤の関係

日本の地形は大まかに、山地、丘陵地、台地、低地に分かれます。

古い地層である山地や丘陵地、台地は、盛土した造成地などは別として、一般的には良好な地盤です。

それに対して、低地はより新しい地層を持ち、雨水や地下水の集中などにより、軟弱で不安定な地盤が多いとされます。

川・池の近くや坂道の下、水に関する文字が含まれる土地は、低地であることが一般的に多いです。

弱点のある地盤には対策を

現代では岩盤のような理想的な土地は少なく、ある程度弱点をもった地盤でも住宅を建てているのが実情です。

だからこそ、家を建てる場合は敷地の地盤をよく調べ、必要に応じて地震の被害を軽減する対策家を建てる場合は、敷地の地盤をよく調べ、必要に応じて被害を軽減する対策(地盤改良・杭・基礎の強化など)を講じることが大切です。

まとめ

地盤の良し悪しで地震被害は異なり、実際には弱点のある地盤の土地が日本には多いです。

一般的に山地や丘陵、台地は地盤が良好です。

しかし弱点がある地盤でも、地盤改良・杭・基礎の強化などの対策が可能です。

理想の家を建てるためには、その土地の条件やトータルの予算をしっかりと把握している必要があります。

土地と家をセットで考え、どこで土地探しをするか、どんな地盤の土地なのかをしっかりと考えることが重要です。

小栗材木店には宅地建物取引士や一級建築士が在籍しているため、土地探しからの家づくりをすることができます。

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